徴兵検査「M検」の真実/殺人の道具の兵隊に人権なし

徴兵検査、M検の記録保管庫
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このサイトには「記載内容について歴史的な事実性の保証もいたしません」と書いてありますが、いわゆる「M検」が日本軍が天皇の名の下で実施した法的措置だったことは、100%確実な歴史事実です。
昭和3年、改正された「陸軍身体検査規則」(1928年3月26日陸軍省令第9号/昭和3年第15号)が公布されました。この「陸軍身体検査規則」には、徴兵検査の実施方法が細かく規定されています。
以下、「陸軍身体検査規則」を抜粋して転載します。

「陸軍身体検査規則」(1928年3月26日陸軍省令第9号/昭和3年第15号)
第二十三条七号 陰部*1ノ検査ハ受検者ヲシテ脱褌*2セシメ両脚ヲ開キ検者ニ正面シテ立タシメ鼠蹊部*3、陰茎、陰嚢、精系*4、睾丸及副睾丸ノ異常ノ有無ヲ検査シ排尿ノ難易、遺尿*5ノ有無ヲ検シ必要アルトキハ排尿セシメテ尿ノ性状ヲ検査ス
 
「陸軍身体検査規則」(1928年3月26日陸軍省令第9号/昭和3年第15号)
第二十三条九号 肛門及ビ会陰ヲ検査スルニハ受検者ヲシテ体ヲ前屈シ両手ヲ床上ニ支エ臀部ヲ挙上セシメ検査ハ両手ヲ以テ肛門部ヲ排開シ痔核、痔瘻、脱肛其ノ他肛囲ニ於ケル病変ノ有無必要アルトキハ摂護腺*6ノ状況ヲ検査ス 脱肛ノ検査ニハ努責*7又ハ上■*8セシム

軍事組織に人権は無く、軍事化した国家にも人権は無い。兵隊は殺人のための「道具」にすぎず、殺人のための「道具」として検査され、殺人のための「道具」としてメンテナンスされ、殺人のための「道具」として用意られ、殺人のための「道具」として使い捨てられる消耗品であるということに尽きます。これは日本軍に限らず世界共通。
殺人のための「道具」は権利を主張してはならず、殺人のための「道具」は無人権状態に慣れ、暴力に飼い慣らされ、弱い者に対する暴力に良心の呵責を感じないケダモノでなければならない。それが、違法な戦争を実行する「人的補給」にとって必要だ、戦争計画者たちは考えている。
逆に言えば、人権を国家にきちんと守らせている国、人間を決して殺人のための「道具」として認めない国は戦争をはじめることができない平和国家であり、人権を国家にきちんと守らせることが平和を実現することにつながるということ。
………。
というわけで参考サイト。参考サイトというか、私の中では必見サイトです。

*1:陰部=外性器と肛門

*2:だっこん【脱褌】ふんどしをぬぐこと。全裸になること。

*3:そけいぶ【鼠蹊部】 下腹部のうち足に接する部分。恥骨部の両側にある三角形状の部分

*4:せいけい【精系】精嚢などの男性内性器

*5:いにょう【遺尿】 眠っている時や他の事に夢中になっているとき、無意識に尿をもらすこと。

*6:せつごせん【摂護腺】前立腺(ぜんりつせん)の旧称

*7:【努責】いきみ、きばり、ふんばること。

*8:【上■:■は、くにがまえに主と円。外字2282。】厠(便所)で排尿すること。