イラク邦人殺害:「自分探し」をめぐる言及
「自分探し」をめぐる言及についてふれる前に、議員の言動について抜粋引用。
■江田五月参議院議員(民主党)
http://www.eda-jp.com/
江田五月メールマガジン第389号 2004年11月4日
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000055519
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=20041104210000000005551900011月1日(月)
今日は、7時半からの恒例の駅前街宣「おはよう730、民主党です!」に参加し、30分ほど、台風や地震の災害のこと、イラク情勢と香田青年のこと、臨時国会の動きなどについて話しました。好奇心に駆られた若者の思慮の足りない行動を咎めるのは簡単ですが、この事態を見ると、フセイン後のイラクが平和な国になったなどとは、到底言えないことは明らかです。拉致した若者を斬首して、路上に置き去りにするという行動が出来るイラクに、誰がしたのか、それに手を貸しているのは誰かを、深刻に反省すべきです。もはやイラク戦争にも自衛隊の派遣にも、大義はなく、自衛隊は派遣期間満了と同時に撤退するしかありません。イラク日本人人質事件に関する民主党の取り組みについて
http://www.eda-jp.com/pol/iraq/041031.htmlhttp://www.eda-jp.com/pol/iraq/index.html
http://www.dpj.or.jp/news/200410/20041027_01iraq.html
http://www.dpj.or.jp/news/200410/20041027_02iraq.html
http://www.dpj.or.jp/news/200410/20041027_08iraq.html
http://www.eda-jp.com/pol/iraq/041027.html
http://www.dpj.or.jp/news/200410/20041028_04iraq.html
http://www.dpj.or.jp/news/200410/20041028_07iraq.html
http://www.eda-jp.com/pol/iraq/041028.html
http://www.dpj.or.jp/news/200410/20041030_02taisakuhonbu.html
http://www.dpj.or.jp/news/200410/20041031_03iraq.html
■近藤昭一衆議院議員(民主党/愛知3区)
近藤昭一メルマガジン第48号(再開第一号)
http://www.kon-chan.org/3.イラク人質・香田さんのこと
党としては「テロに屈する形での自衛隊撤退はありえない」であり、その決定は国家の主体性堅持の観点からと党の現状からして現実問題としてわからないわけではない。しかし、「人間一人の命は地球より重い」というのも人間のめざさなくてはならない真実の理想である。この二つの命題の間に広がる絶望的な溝を前に、私はただ、呆然としてしまうのである。
無知や無謀さは若者のもつ「特権」に違いない。このような青年が失敗や挫折を教訓と力に変え未来志向して活躍できる平和な世界こそを、私たちはめざさなくてはならないのだと強く思う。
■金田誠一衆議院議員
http://www.kanetas.com/
金田誠一のネットメッセージ
【No.562】 2004年11月1日発行
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000135108
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200411010950000000135108000今回の事件から、私たちは二つのことを学ぶことができます。
一つは、我が国はイラクの武装勢力からアメリカと同じ「敵国」と見られているということです。
そうであれば、今後は国の内外においてどのようなテロが起こっても不思議はないということであり、危機管理を一層真剣に考えなければならないということです。小泉総理は、そういう選択をしてしまったということです。
小泉総理は今日まで「日本は戦争に行っているのではない。人道復興支援に行っている」と言い続けてきました。しかし、そんな口先だけの言い逃れが「戦地」で通用しないのは当然のことです。「日本は戦争に参加している」という当たり前のことを、私たちはキチンと認識してかかる必要があります。
そうだとすれば、二つ目に学ぶことは、私たちはこのまま戦争に参加し続けるべきか、決断するときに来ているということです。そのことは、テロに屈するとか、屈しないとかという問題ではなく、戦争に参加する理由があるかどうかという問題です。
私の結論は、「自衛隊は速やかに撤退させる」ということです。
理由の第一は、大量破壊兵器が存在しなかった以上は、アメリカの先制攻撃は明らかに国際法違反の侵略戦争であるからです。我が国は、これに加担する理由はありません。
また百歩譲って、仮に「侵略」とまでは言えないとしても、この戦争は日本の自衛のための戦争でないことは明白です。そうであれば、憲法9条が禁じる戦争であり、これに参加する理由はありません。
■いなみ哲男衆議院議員(民主党)
国会活動報告 Vol.2 No.14 2004年11月2日発行
http://www.mag2.com/m/0000051438.htm○イラク:香田さんを悼み、自衛隊撤退を求める
■10月27日(水) 日本人拘束事件で緊急集会
5時から「地方分権PT」に参加していたが、日本人青年がイラクで拘束されたことから、衆議院議員面会所でワールド・ピース・ナウ主催の緊急集会が開催されることになり、駆けつけて挨拶。イラクに入国した青年の“自己責任”を問うよりも、大義無きイラク戦争への支持と自衛隊派遣を行ったことが、イラク「抵抗勢力」が日本を敵対物と見るようになった最大の原因であり、非戦闘地域の虚構を撤回し自衛隊を撤退すべきだ。
■10月31日(日) 最悪の結果
小泉総理が何と言おうと自衛隊イラク派遣がもたらした悲劇であり、武装抵抗勢力に心からの憤りを感じるとともに、自衛隊をイラクから撤退させることが出来ていない政治の遅れ、とりわけ野党の非力を痛感する。加えて、小泉総理は、イラク国内情勢の悪化を詳細に検討し、あわせて今回の事件に極めて重大な責任を感じることも無く、12月の派遣延長に「事件とは直接影響しない、引き続き自衛隊による人道復興支援を行う」と断言している。派遣されている自衛隊員を含め、人命を軽視した発言と批判せざるを得ない。
■11月2日(火) イラク人質殺害で本会議
朝8時から、「外務・防衛合同部門・イラク問題PT合同会議」。昨日の人質殺害事件とサマーワ自衛隊宿営地でのロケット弾着弾事件について外務省、内閣官房、防衛庁、警察庁から事実関係などについてヒアリング。多くの質問が出たが、肝心のところは外交秘密と逃げたり、「非戦闘地域」は総合的な判断と言いながら根拠を示さず、会場から失笑が起こる場面も。
1時から本会議、2法案の採決と司法改革関連2法案の趣旨説明と代表質問。その後、人質殺害事件について外務大臣の報告と質疑、我が党からは藤田幸久国際局長が立って、政府の対応とイラク特措法について糾した。どうしても香田さんを救出するという熱意と執念が感じられない。とりわけ、海外での報道を例に引き、兵庫県豊岡での強硬姿勢と挑発的な声明が最悪な結末に結びついているのではないか。
小泉総理や町村外相は相変わらず誠意の無いはぐらかしの答弁に終始しましたが、自民党席の若手がやけにヒステリックに野次を飛ばしており、自民党の追い詰められた姿を象徴しているようだった。
「ヒステリックに野次を飛ばしており、自民党の追い詰められた姿」はテレビニュースでは報道されていません。自主規制的な不作為の報道管制。
自民党若手議員の藤田幸久質疑に対するヒステリックな野次は、衆議院テレビですこしだけ聴けます。*1
マスメディア様の意見については
イラク邦人人質事件に関する社説など
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20041102#p1
を参照してください。
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さて。自分探しに関するダイアリーの言及。
以下、ダイアリーから抜粋抽出。
http://d.hatena.ne.jp/Sorath/20041103
なんか友人が突然動画送ってきて何かと思ったらMr自分探しの首切り・・・・・・
ま、24にもなって自分探しにイラク逝っちゃう時点で同情はしませんが。
http://d.hatena.ne.jp/unmonoko/20041104
「自分探しをする」と言ってイラクへ行ったとのこと、本当にこんな言葉を使ったのだろうかと首をかしげております。だってドロシーも占いにふりまわされたり前世信じてたり相当痛い人間ですが、「自分探し」とか、こんなの他人を揶揄するときくらいにしか使わないですよ。
http://d.hatena.ne.jp/kobayashisarami/20041103
探すのをやめた時、見つかることもよくある話しで。
ウフッフー、踊りましょー、と誘う人が彼にはいなかったということでしょうか?
自分探しの旅だけが目的だったのかという点については、私は疑問を持っています。
そういう理由をつけなければ、たとえば4月の邦人人質に対する世間の非難のように非難を受けるからという気持ちもあったのではないでしょうか。
まあほんとに自分探しをしていたのかという点については、「わからない」というのがほんとのところではないでしょうか。わからないことについてはわかったつもりになるのではなく「わからない」と言うのが一番正しい判断だと思います。
http://d.hatena.ne.jp/hensyuushi/20041104
邦人人質殺害事件の被害者(先日も書いたようにご家族のご意向に添う形で個人名としては出さない)は,多くの記事に露出する過程で「記号化」されていったことは否めない.我々は彼を「自分探しの旅行者」「あるいは邦人人質」という記号として見ており,彼が「人間」であることを見落としていたのではないか.「情報伝聞」の内在する恐ろしさはまさにそこにある.
そうですね。
個人が記号化される状況は、政権を担当しあるいは支持する勢力によって、派遣自衛隊員が「日本国政府のイラク人道復興支援活動」という記号として肯定的に扱われ、人間として扱われていない状況とパラレルではないかと思います。
http://d.hatena.ne.jp/minopon/20041103
動画を見たが、首切りは2回は見たくない代物だな。
私には軽率な行動としか思えないし、動画を見ても可哀想とも思わない。
熊が射殺される方がよっぽど可哀想。http://d.hatena.ne.jp/minopon/comment?date=20041103#c
id:minopon 『ズッコケ三人組は自作自演だから死ぬわけがない。』
動画を見ても可哀想とも思わないって、もし本気で言ってるのなら一度病院に行って看てもらった方が…。ご自愛を。
「自作自演」と言ってる化石みたいな人*2がまだいたのですね。
http://d.hatena.ne.jp/ichiroh/20041104
こうも考えます。
誰も助けに来ないだろう事を判りきった上で行動したのではなかろうかと。
そういう可能性はあると思います。だとすればK君自身、リスクを承知で入国したことになります。
K君自身でリスクを受け取っていたのだとすれば、少なくともリスクを受け取っていたという部分において、すでにK君は自分を見つけていたとも解釈できます。
http://d.hatena.ne.jp/citron_908/20041104
「別に自分なんて普段の生活でも見つけられるじゃん」とか「ホントの自分なんてどこにもいねえんだ、バカ」とか、まぁそんな風にして今は亡き彼を罵倒する声が聞こえてくるんだけど。
そういう人達は本当に自分を見つけ出しているのか?
というか、それは本当に自分で掴んだ答えなのか?
まったくですね。
http://d.hatena.ne.jp/HAC/20041105#p1
危険地帯で自分探ししてたら捕まったって地雷原だと分かっていて散歩してるようなもんだ。ペンキ塗り立ての看板ついてるの確認してからベンチ座ってペンキついたどうしてくれるんだってチンピラ以下だろそれ。しかも言ってるのがペンキついたのを見てた人間という。その頭膿んでるとしか思えない行動を死んだから可哀想自衛隊撤退しなかったからだってアホかお前ら。分かってて論点すり替えてるやつが大半ってところがなおタチ悪い。あぶないところには近づいちゃいけませんよ位小学校低学年で教わることだろ。
http://d.hatena.ne.jp/danfoanf/20041103
無鉄砲というよりタダのバカ。いや馬鹿。
というような罵倒がそのままそっくり「イラクは危険ではない。安全だから派遣したのだ」と国会でまだ言っている小泉純一郎内閣総理大臣や町村信孝外務大臣に当てはまっているという現実を、どれだけ“利口な人”が理解しているのかという疑問が私にはあります
まあそれ以前に人間としてどうかとも思いますけれど。
http://d.hatena.ne.jp/pnyoko/20041103
あいつら神のためなら何人でも首切んのか? 同じ人間の首切って、高々と掲げてさぁ。
英雄気取りですか? 何なんですか? あいつらと同じになるのはわかる。でも一度だけ叫ばせて欲しい。
お前等死ね!!!!
そうですか、“殺意”がわきましたか。殺意という感情を自覚できる人は、まだ“人間性”があります。
もし殺意を自覚して実行できるのなら、それを自覚して止めることもできるはずですよね。
殺人に慣れた優秀な兵士は、そういう感情さえ持てずに人を殺しているのも事実。コーヒーに砂糖を入れるみたいになんの感情も無く人を殺しちゃう。感情のある兵士と無い兵士。どっちが人間としてイカレているかというと、兵士としては優秀な後者でしょう。
首きり映像を見てたらわかると思います。殺害のその瞬間にまったくためらいが無いことに。
インターネットには、テロリストと呼ばれている側だけの殺害シーンだけではなく、アメリカやイギリス軍がイラク人を殺害しているシーンも、わずかですが公開されています。私は、アメリカの兵士の軍用暗視テレビカメラがイラク人を狙撃して殺しているビデオ映像ファイルをインターネットで見ました。殺した兵士は、まったくためらいがありませんでした。しかも、殺されたイラク人は、武器も兵器も持っていませんでしたし、攻撃もしていませんでした。それは明かに「一方的な非戦闘員への虐殺」でした。
後日、この映像が問題になっていることが報道されましたが、「アメリカ軍の戦闘行動は正しかった。イラク兵士はアメリカ軍に対して攻撃を行っており、攻撃に適切に反撃しており違法性は無いと考える」との軍報道官のお決まりの説明を転載しただけでした。
斬首画像に殺意がめばえた人が、米英軍による殺害映像を見たら、どんな気持ちになるのでしょうね。
もうひとつ、米英軍の理不尽な攻撃例として、ファルージャのデモ攻撃事件の例を挙げます。
■北の系
イラク戦争報道管制問題(番外編その2)
http://zirr.hp.infoseek.co.jp/020264.html
報道写真は、日本ではほとんど報じられていません。
その光景をありのまま示さなければ決して語り得ない事実は、たしかに存在します。
http://d.hatena.ne.jp/index_home/20041104
政府は香田さんのバックグラウンドにある「聖公会」*3も十分に承知の上で、情報操作をしたといえる。
仮に、拉致されたのが、政権与党の一員である巨大宗教団体の信者であったとしたら、政府はどう動いたか。コイズミは即座に要求を拒否しただろうか。読売新聞の記者が拉致されたら、香田さんへの罵詈雑言と同じ言葉を読売は自分の紙面に掲載したか。
バッシングしても反論できない弱者やマイノリティには冷たく、すぐに大きな反論が返ってくる強者やマジョリティに温かい政治は、たしかにあると思います。
「弱者にはさらなる痛みを」「富める者にはいっそうの利益と活力を」という新自由主義の一般化が加速しているという時代状況も関係あるかもしれません。
http://d.hatena.ne.jp/bluewalrus/20041104
「最低」の一言で済ませることもできるだろう。だが、もう一歩踏み込んで考えれば。Kさんから得るものも少なくないのではないだろうか。
http://d.hatena.ne.jp/asha/20041103
まぁ、イラクには行かないけど。行かないけど、行ったら何か変わるんじゃなかろうか、という期待する気持ちはわかる気がする。どっか行かないと自分を探せないのか、という声には反論できませんけどね
http://d.hatena.ne.jp/eutha/20041103
つい先日に「自己責任だろう」と書いたが、究極の自己責任だと思った。方々の掲示板でこれについての悲嘆や意見が交わされる中、俺も普通に寝られなくなってしまった。以前見た同様の処刑動画よりも、やっぱり日本人が殺されているというのがキツい。
http://d.hatena.ne.jp/nolifeking/20041102
最初、自分探しの旅でイラク行って捕まって殺されてアホじゃねーの。
とか言ってネタにして笑ってたんだけど、幸田さんがイラクに行ったホントの理由とか知って、動画見てかなり自己嫌悪。
人間として正しい感情だと思います。そういう感情を私も失いたくないです。もちろん感情ではなく理性で行動するという前提を含みますが。
ところで、日本政府は「イラク人道復興支援活動」を実施していますが、「イラク人道復興支援活動」自体が小泉政権の「自分探し」ではないかという疑問が私にはあったりします。
http://d.hatena.ne.jp/GK2/20041103
まだ生きてる可能性がある時点で本人批判はじめちゃったらダメだよねエライ人が!!
自衛隊員が殺されるまで「イラク人道復興支援活動」は継続されるという噂があったりしますが、どうなんでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/hey11pop/20041103
香田証生さんの殺害ビデオが、プチナショナリズムを引き起こしてしまっているようで怖い。
どうも、香田さんが今の日本人を代表するような自分探し系の若者だったことが問題をややこしくしてしまっているみたいだ。
なるほど。
外務省職員が死んだ時に「平和と安全のためにはやっぱり日本人を殺したテロリストを残らず殺さなければならない」という感情があたかも正しい理性であるかのような錯覚を持つ人が出てきましたが、そういう人を増やしているという残念な側面はあると思います。
http://d.hatena.ne.jp/gajichang/20041103
香田さんがイラクに行った理由は「自分探し」だといって批判するのは仕方が無い。ぼくも最初ふざけるなと思ったし。そんな理由で人が戦争で何人も死んでいるところに何の準備も無く乗り込むのは無謀だ(かといって家族に変な電話かけるの奴はアホ)。だけど彼に勝手なシンパシー抱いて利用する奴らはもっと許せない。
あ、今すごい事思いついた。本当にこの人たちがイラクから自衛隊を撤退させたければ。イラクに行けばいいんだ。一人とか三人じゃなくて100人以上で行くの。でテロリストどもに誘拐されてしまう。その後例によってビデオで「自衛隊撤退させなければこいつら全員殺します」って犯行声明を出す。そうしたらさすがに政府も言う事聞かざるを得ないだろう。なんたって100人だもん。100人見殺しはさすがに出来ないと思うよ。やってほしいなぁ自称平和活動家の皆さんには。
「平和ボケ」って言葉はこういうメッセージにこそふさわしいのではないかと。
イラク攻撃費用をイラク核査察予算にまわしたら50年以上核査察を続けることができました。日本軍のイラク派兵予算をイラク政府に渡したら、8倍の水を供給できて水道施設も作っておつりがきます。
海外派遣の実績作りのためにわざわざイラクまで出かけていって、テロリストの善意で信管抜いてもらった迫撃砲の攻撃に基地の倉庫でビクビク怯えて隠れながら水くばりさせている小泉内閣の偽善は、許せないどころの話ではないですよね。
でもそんなことは関係ないのでしょう、平和ボケの方たちは。だってどんなに政府の活動が矛盾に満ちたものだったとしても、「自分が決めたことではない」と言って良心の傷つきを回避できるんですから。
ところで、平和嫌いな方がよく書いている「偽善は許せない論」ですが、最近、竹山氏がジャミーラ高橋氏の事件に関するPUBLICITYの記事の中でいいことを書いていました。
PUBLICITY
http://www.emaga.com/bn/bn.cgi?7777
No.1037(2004/10/25/月)
http://www.emaga.com/bn/?2004100079620116016240.7777ぼくはすぐに連想する。「今、殺される人」にとって、殺す側に立った者の「苦渋の決断」よりも、「人殺しを止めろ!」と叫ぶ売名や偽善の方が―それがどんな政治的妥協の産物であろうと、どんな人気取りのポーズであろうと―有難いのではないか。
そうです。何をも許さない“正しすぎる善意”は偽善よりも罪深い。
戦争は善意と善意、正義と正義、信仰と信仰の戦いですから。
http://d.hatena.ne.jp/esno/20041104
簡単な物言いをしてしまえば「育て方を間違えた」ということになるでしょうか。まあもちろん1番悪いのはテロリストですがね。ただの人殺し。ばーか。あと自衛隊派遣止めろとか論点すり替える馬鹿どもも死んでいいよ。卑怯すぎるから死んでくれ。
なんかどっか破綻してる気がするが、すっきりしたからいいや。
オレも派遣反対って言ってる奴らと大して変わんないってことかw
自爆されたようなのでノーコメント。
http://d.hatena.ne.jp/seiro/20041102
新聞で見ると、旅の目的が「自分探し」などと安っぽい言葉で書かれていたが、こういう言い方が出てきてからと言うもの、何かその手の行為が茶化されているように思えてならないし、「しなければならない」という義務感を持っている人がいるように思えてならない。
新聞やTVの報道は、前回と同様にどこか奥歯にモノの挟まった言い方で、犯人を非難しながらも、心の奥で「自己責任」「自業自得」という台詞を押し殺しているように思える。世論もそうだろう。
http://d.hatena.ne.jp/celestial/20041102
ボランティア vs 政府という、明確な図式に回収されえた前回の事件と違い、今回の事件はマスコミも論じにくかったのだろう。
私も含めて、多くの人が、香田さんの事件から逃げていたという気がする。
K君の事件から逃げだせば“自分=日本人=敵=死”とみなされているという現実から逃げた気分になれるからかもしれません。“ボランティア vs 政府”という構図も、自分だけはそのような構図の枠外にいるから安心だという前提を含んでいるのでしょう。それで現実の危険が去っていくわけではないのですが。
http://d.hatena.ne.jp/sakuya315/20041102
今のイラクに”自分探し”なんて理由で行った彼は大バカだ
でも、殺されて当然な程悪いことはしていない
http://d.hatena.ne.jp/Meeshel/20041102
いきなり全面「No」の答えはどうかと思うのですよ。香田証生さんの運命はあの瞬間に決まったようなものです。
アメリカ礼賛の「撤退しない!」では自分の方から交渉を突っぱねたようなものですなぁ…このマイナスは大きいなと思っていたら案の定、首の無い香田証生さんの発見に繋がりましたし、日本の外交下手がまた一つ露呈した感じです。大体、こんな復興支援でもなんでもない人間はイラクには絶対に入れない、テロリストに餌を与えるだけだから水際でなんとしてでも徹底的に排除する、というのが今の政府に求められる役割であり、それを果たすために全力を尽くすべきだと思うのです。
「水際でなんとしてでも徹底的に排除」すればたしかに拉致事件は起こらないかもしれませんが、北朝鮮と同じことを日本政府がやるのはムリですし、すべきでもありません。
日本では日本国憲法第22条2項により出国権が保障されていますので不可能ですし、政府もやらないでしょう。
たとえどんなに危険な場所でも、どこにでも邦人はいるという前提で日本政府は外交をすべきですし、そういう法体系になっています
http://d.hatena.ne.jp/hiepita/20041102
まあ、とにかく自分探しの旅の青年の悲劇は小泉の親米政策のためであり、自衛隊の即時撤退をしなかったためであり、そもそもイラクに自衛隊を派遣したためであり、アメリカがイラク攻撃をしたためであり、すべてはブッシュのせいであり、日米親交がそもそも間違っているのであり、憲法違反の自衛隊を持ってるのが悪いためであり、日本は中国、朝鮮に謝罪して条約を無視して個人補償を行うべきであり、アメリカとは手を切って非武装中立を貫くべきであり、それでいて各国とは平和外交を行い、石油食料そのほか経済そのものも今まで通りうまくいくようにすべきなので世界の石油消費量第3位の地位は確保すべきであり。世界中皆が仲良く暮らすよくすべきだ!!!!!!
そのためにもケリーが米大統領にならないといけないし、小泉政権は打倒して民主党政権で理想国家さ。。。。。。。。( ゜Д゜)ペッ 笑っちまうぜ。
顔を殴られたら顔が痛い。腹を蹴られたら腹が痛い。
心も同じで、良心を殴られたら良心が痛みます。議論から逃げたいくらい痛いのでしょ、良心が。
良心が痛まないぐらい良心が死んでいる人は、id;hiepitaのような反応さえできません。心が死んでしまった湾岸戦争症候群の退役兵士などは、突然ピストル自殺したり、いきなりライフルで通行人を殺して自暴自棄になったりします。という意味で上のような痛い反応はまだ救いがあります。
ともあれ、K君をとりまく様々な動きが、日本人の心に何らかの影響を与えているということは結構なことです。何の反応も無いのが最悪の事態。
http://d.hatena.ne.jp/kitsu/20041102
小泉さん責められるのはおかしいと思う。だって、香田さん政府の命令じゃなくて、「自分探しの旅」とか言って自己責任でイラクに行ったんでしょ?だったら自分の身は自分で守れって。いらなく拉致られて政府に迷惑かけるなって。
こういう素朴な感想を持っている日本人は多いかもしれないですね。
「自分の身は自分で守れ」という判断は基本的に正しい判断です。でもそこから先が大事で、「自分の身は自分で守」るための方法として、K君を含めた主権者が、憲法、内閣法、行政組織法、外務省組織令といった法令を作って政府に「邦人保護」の義務を課しているのですよ。
だから、「邦人保護」という法令上の政府の義務を政府が完全に果たしていないときに、「自分の身は自分で守ることができないじゃないか!」と主権者として政府を批判するのは当然の権利。
素朴な「個人と政府の関係」に議論を還元しがちなのは、主権(政府をパブリックサーバントとして仕事を命じる権利)を自分が持っているという自覚が民衆の中に十分定着していないからで、つまり奴隷根性なのだろうと思った。(しば口調)*4
http://d.hatena.ne.jp/tigress-kyoto/20041102
この事件をメディアを通じて消費するだけで、本当は香田さんの命のことなんかどうでもよくて、残酷に無邪気に騒ぐだけの私は、100ドル札1枚半ズボンのポケットに入れただけで無邪気に戦場のイラクへ行った彼の残酷な死を無邪気に騒いで弔うよ。皆ももっと無邪気に騒いでくれ、糞みたいに平和な日本の中で。平和なこの国でなければ安全に政治的に振舞えない。そして彼も私自身も皆も一時のポジションを得る。
そして3日たったら忘れる。忘れるさ。政治も糞もないさ。もう消えてなくなるよ。彼の『顔』を知っている人達以外は。
やっぱり『死』って体験的にしかわからないや。
ほんとに忘れられるのかな、あの映像見た人は。
自分が生きているという実感の無い人は、自分が死ぬという実感も無いです。
だからK君の死は、生を生きているという実感が無い人たちに、「自分もK君のように生を生きているという実感が無い」という自覚を促し、様々な反応を呼び起こしているのかもしれません。
http://d.hatena.ne.jp/kyokusen/20041102
自分探しの旅か。そんな物はべつに外国でするもんではないだろうに。今ここでも出来ますって。
なるほろ。
ところで「自分探しの旅」の「旅」の部分を別な言葉に置き換えて、いまここでできる自分探しを考えてみるというのはどうでしょう。
例。「自分探しのひきこもり」「自分探しのニート」「自分探しのギャンブル狂い」「自分探しの自衛隊入隊」「自分探しのイラク人道復興支援活動」「自分探しの『国が燃える』削除要請」「自分探しの平和バッシング」「自分探しのテロとの戦争」「自分探しの被害家族へのいやがらせ電話2000回」以下略。
http://d.hatena.ne.jp/purr/20041101
発展途上国でまず優先して行わないといけない事は教育設備を整える事だと思った。
宗教だけに染まった人間は機械のようなものだと。
教育が大事だという点に限っては賛成です。
サダム・フセインは、専制君主だとイラク人から思われていましたが、同時にイラクで、というよりもアラブで最も公教育を推進した指導者だと理解されていましたし、実際、たくさん学校を建設して、文字を知らない国民に文字を学ばせていました。イラクはアラブの中でも政教分離が比較的進んだ国だとも考えられていました。
アメリカ軍は、兵隊が隠れているという理由で学校を空爆して破壊し、残った学校も占領統治のために接収し、子どもたちは空き地で勉強している状態だったりします。そしてそういうイラクを作ったアメリカ政府を熱狂的に支持しているのは、閉鎖的なメガ協会で神を賛美するキリスト教原理主義者たちだったりします。
http://d.hatena.ne.jp/hey11pop/20041101
殺害は決して許されることではないけど、一度人質に取られてしまったら、自衛隊の撤退と引き替えに殺害を防ぐことなど不可能に決まっている。
フィリピンでは可能でした。テロに屈したらテロが増えるという意見もあるようですが、フィリピンでその後テロが起きてたくさんの国民が処刑されたというような報道は耳にしていません。
どうして日本では不可能なのか。そのあたりの議論をすべきですが、してもいないで不可能不可能と大合唱している状況には疑問を感じます。
「テロに屈するな」という声それ自体がテロの恐怖で理性を失っているんじゃないでしょうか。
最後はid:clawさんで締めましょうか。
http://d.hatena.ne.jp/claw/comment?date=20041103#c
# id:claw 『厨房よ、ひとついっておいてやる(@∀@)
お前のような人でなしであろうと、あるいはもっと人間らしいそこらの人たちであろうと、香田さんの痛みも恐怖もその他にイラクで殺された人々のことも理解出来るわけねーだろw あたりめーだヴォケ
だが「死の恐怖」だけは誰も逃れるわけにはいかん。
戦争におけるすべての死は犬死にだ。特攻隊なんかは特にそうだ。靖国という大日本帝国の洗脳施設に記録された無数の死者なんかもそうだ。いくら生きている者が彼らを賛美しようが死んだ本人たちには何の意味もない。あげく大日本帝国は滅亡してしまった。いーや、たとえ戦勝国であろうと戦死が無意味なのは同じことだね。生きている者が勝手に「名誉」だのなんだの意味をつけるだけだ。そうしないとその無意味さに耐え切れない。いくらごまかしてもごまかしきれない、そのやましさがために「戦死者の墓標」は巨大化する傾向がある。
戦争に伴う死の恐怖。特にその無意味さの恐怖。それだけは誰も逃れることはできない。おまえはそれをごまかしておきたいのだろうが、俺はそれを忘れさせる気はない。香田証生という青年の死は無意味だった。彼の生にこそ意味はあったのに、その死は無意味そのものだった。その無意味さと恐怖、おまえさんももはや一生忘れることはできまい。無駄な抵抗はやめて、その恐怖を生み出す根源をなんとかしようとしてみてはどうか。』
「K君。君はボクだ」。
処刑映像を見てそう気づくことができる人は幸いです。
それがこの無意味な侵略戦争とK君を含めた10万人の死の無意味さを乗り越える、ひとつの道だと思います。
以上。
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*1: 衆議院TV http://www.shugiintv.go.jp/ ビデオライブラリ http://www.shugiintv.go.jp/video-check.cfm ヤジ議員にマイクが向けられていないので誰が何と発言しているかまではわかりません。
*2:「自作自演」説をふりまわしている某地方議員については、いぬワングランプリを参照のこと。 http://motomiya2.hp.infoseek.co.jp/inu-wang%20OFFICIAL%20WEB%20SITE.htm 小泉総理が参加したら「いぬワンポチグランドグランプリ」ですねぃ。http://d.hatena.ne.jp/claw/
*3:Wikipedia 聖公会 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E5%85%AC%E4%BC%9A 京都聖ステパノ教会サイトの日本聖公会の教会リンク http://members.aol.com/Stephen8309265/link.htm
*4:本物のしば口調を楽しみたい方はこちら。たまあに私も匿名でどうでもいいコメントを書いてたりします。 日記ちょう http://strange.toheart.to/diary/diary.cgi
