反性教育の動向(3):報道2001:「つくる会」八木秀次氏が立ち往生(1)

性教育の動向(1):青少年保護に禁欲教育は逆効果
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050522
性教育の動向(2):自民党の反性教育ジェンダーフリーキャンペーン
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050523

 
の続きです。
5月1日、保守系政治テレビ番組「報道2001」(フジテレビ/小林泰一郎プロデューサー)で、アンチ性教育・アンチジェンダーフリーについての討論番組が放送されました。
 

■フジテレビ(産経系)
報道2001
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/2001/
報道2001へのメールフォーム
https://wwws.fujitv.co.jp/safe/red_mpl/response/res_form.cgi?type=resprg&bancode=198000010

 
画像はこちら。
 

2005年5月1日報道2001性教育・反ジェンダーフリー討論特集(1)
http://blogs.yahoo.co.jp/kitano_b/3410140.html
2005年5月1日報道2001性教育・反ジェンダーフリー討論特集(2)
http://blogs.yahoo.co.jp/kitano_b/3410199.html

 
以下、自民党のアンチジェンフリを検証するため、番組のアンチジェンフリ部分を紹介します。括弧内のコメントは(キタノ)の主観です。
 

5月1日の放送

慎重派▼(「男尊女卑派」と、はっきり書くべきかもしれません)
山谷えり子参議院議員(反性教育議連事務局長)
八木秀次高崎経済大学助教授(新しい歴史教科書をつくる会会長)
■キャスト■
(解説)竹村健一
(キャスター)
黒岩祐治 島田彩夏
推進派
 浅井春夫・立教大学教授
 村瀬幸浩・一橋大学講師
 入江彰信・公立小学校教諭*1
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島田キャスター:さあこの時間は「男らしさ女らしさ」について議論を進めていきますけれど、FAXいただきました。埼玉県の主婦の方からです。「友人の子は中学生の女の子ですが、体育の時、行為室が男女共同なのでかならず家から体操着を着ていくそうです。名簿は男女混合だし、トイレも男女共同になるかもしれないと心配していました。まったく言語道断呆れた話です」とこの方は言っております。(なぜ自分の子ではなく友人の子なんだ?)
黒岩ジェンダー・フリー、性によって生じる社会的差別をなくしていこうと、こういうふうな動きの延長線上に「男らしさも女らしさも、そういうことを言うこと自体がおかしいんだ」ということがこうなって、現場でこうなっていますが、浅井さんいかがですか。
浅井:あのね、これね(あまりにもバカバカしいといった感じで苦笑する)、学校教育の中の設備の不備の問題ですよ。誰だって男の子も女の子も(共同は望まない)。設備が無いから共同で(更衣していると考えられる)。で、方針として…
島田キャスター:(話をさえぎって、大袈裟に)これまでだって設備が変らないのに…
黒岩キャスター:(話をさえぎって)生徒の数は減ってるんじゃないですか?
島田キャスター:(さらに話をさえぎって)違う場所で着られましたよ!!(と、驚いてみせる島田キャスター)
浅井:一緒に着替えをしするのは小学生だって喜びませんよ。
村瀬:同じ更衣室というのはジェンダー・フリーとは全然関係無いですね。
浅井:関係無いです。
村瀬:私の考えを言えば、思春期になれば男と女と分けてほしいのは当然だし、男だって女だってできれば個室でやりたいぐらいですよ。
黒岩キャスター:ええ。
村瀬:女同士だって人に体を見られるとかしたくないです。男同士だって。ジェンダー・フリーと関係無いです。
黒岩キャスター:(わざとらしくうつむいて)うう〜ん。入江さん、現場はどうですか?
入江:僕のクラスでは、子ども達が自分たちで分れて着替えています。
島田キャスター:同じ教室の中で分れるんですか?(と、わざとらしく誘導する島田キャスター)
入江:いえいえ、違います。教室を別にして。
島田キャスター:ああ〜。(残念そうに)
入江:空いている教室がありますので。
浅井:健全ですよね。
村瀬:健全です。ジェンダー・フリーと関係無い。
浅井ジェンダー・フリーが方針として、(共同更衣などを)しているというのがありますか?(と八木教授に顔を向ける。)
八木:……。(答えられず、笑って誤魔化す)
浅井ジェンダー・フリー方針でなにか出ているというのがありますか?(と黙っている八木教授にさらに質問する)
八木:(しどろもどろに)いや……それも……それはゲ、ゲ、現場に…現場の…教育現場で…。(うろたえ目が泳ぐ八木教授)
黒岩キャスター:はい。(しっかり!と応援するような顔を八木教授に向けて)
八木ジェンダー・フリーという……、その……考え方が推進されて、たとえば小学五年生の林間学校で男女が同じテントで泊まったというのが、去年の夏、盛岡市で発覚して…(と、方針の有無については答えない八木教授)
黒岩キャスター:ほほう。(とわざとらしく相槌)
八木:一部で報道されましたけれども、男女まったく分けないという教育がこれは一部じゃないんですね。(と、方針の有無については答えない八木教授)
黒岩キャスター:はい。
八木:それを、まあ、ワ、ワ、私たちとしては是正したいと。男女の違いというのは当然あるわけですから、それを認め合いながら、という教育をすべきだと。(と、方針の有無については答えない八木教授)
浅井:そんなことは是正すればいいんですよ。ですからそれが、ジェンダー・フリー方針としてなにか出てるということですか?(と八木教授に顔を向ける)
八木:いや…、それは教職員組合の運動方針の中にはっきり書かれておりまして…。(と、「国」の方針としては存在しないことをついに認める八木教授)
浅井:もしそういうことがあったとしたら、それ(ジェンダーフリー)とは間違っていると思いますよ。
八木:ですから、ソ、ソ、それを我々は是正をしてほしいと言っているわけです。
黒岩キャスター:基本的にジェンダー・フリーと言う人たちは、男らしさ女らしさと教えることはイケナイということですね?(と誘導質問)
浅井:(呆れ顔で)そんなことは無いですよ。
村瀬ジェンダー・フリーということについてあなたが言われていることは、僕に言わせれば「ジェンダー・レス」。つまり「男と女の違いを無くしてしまえ」とか「性差解消」なんていう言い方がありますけれど、それはおかしい。 問題は、男と女の枠組にはめこんで、男はこうじゃなければならない、女だったらこうじゃなければいけないという、生き方とか考え方といったことを性別によって枠組にはめこんでしまうということ。
黒岩キャスター:男らしさ女らしさというのはそれは…
村瀬個人の生き方があるわけだから、
黒岩キャスター:それはいけないと?(と、誘導質問)
村瀬:いけないんじゃなくて、垣根を低くすべきじゃないかと思っております。
島田キャスター:ほぉ〜。
黒岩キャスター:垣根を低くする…(わざとらしく「わからない」といった顔で)垣根を低くする…。
村瀬:わかりませんか?
浅井:というのはですね、男らしくしなさい女らしくしなさいということで、男ができることを女性で制限するとか、こういういわゆるジェンダー・バイアス」といいますが…、
村瀬:偏見ですね。
浅井:偏見ですね。そういうものからフリーにしましょう、ということを言っているのであって、なにか男と女の中性人形を作ればいいとか、垣根を全部とっぱらいましょうとか、そういうことを言っているんじゃないです。男と女でも、当然プライバシーがあるじゃないですか。
山谷:……。(憮然とした顔で沈黙し続ける)
黒岩キャスター:学校の現場で「あんた女らしくしなさい!」って先生が怒るのは、これはダメだと?(と、的外れな疑問をぶつける)
浅井:(苦笑して)「女らしくしなさい」って、そこでいったい何を「女らしく」なのか。男らしくしなさいっていうのは、男らしくとは何なのか、なんですよ。やっぱり強くなりなさいとか、中心になりなさいとか、指導者になりなさいとか。女らしくしなさいと言う時は従順になりなさいとか、おしとやかにしなさいと、こういうことになると思うんですよ。それはのびやかに…
八木それはダメですか? ケッ。(と嘲笑する八木氏) それはいけませんか?(と開き直る)
黒岩キャスター:(浅井教授の発言をさえぎり、八木氏の言葉を繰り返す。)それはイケナイということですね?
浅井:のびやかにね、子どもらしく、どういうことをもうちょっとおしとやかにしなさいと言っているのかということを、議論しないといけないと思います。
黒岩キャスター:ゲ、現場ではどうですか?
入江:先ほどのトイレや更衣室の問題は、ひとつここで議論していただきたいのは、体をプライバシーの視点から是非とらえていただきたいということです。つまり、人権が宿る具体的な場として体が存在しているという学習をした時に、きちんと嫌なことは嫌なんだって言える子どもが育っていくと思います。(と正論を言う)
黒岩キャスター:(不満足な顔でスルーし、話題をかえて)らしさ、らしさっていうのはどうですか? 男らしさ女らしさっていうのはどうですか?(と詰め寄る)
入江:らしさの問題は、子供にとって一番身近なモデルは両親ですから、家族の多様な姿がある中で、「おい! 酒! 飯ィ!」って言って一度授業したことがあるんですけれど、「うちのお父さんは一度もそんなこと言いません」って言うとか、「うちのお父さんもそういうこと言うけど、でも洗い物はきちんとしています」とか、いろんな(親の)姿が子ども達の声からわかります。
黒岩キャスター:ええ。(不満げに)
入江ですから「らしくあれ」というふうに子供達をおしこめていくと、自分らしくあるということを狭く否定してしまうのではないかと
黒岩キャスター:(強引にさえぎって)八木さん。比較のデータを…(と事前に八木氏にだけ打ち合わせておいた話題を八木氏に振る)
八木:平成15年度の調べなんですけれど、日本、アメリカ、中国、韓国のそれぞれ高校生約1000人を対象にした意識調査ですね。女は女らしくすべき、男は男らしくすべき、先ほどの性教育に関係しますが、結婚前に純潔を守るべき、それぞれ(の質問)について、「まったくそう思う」と「まあそう思う」という肯定的な割合が、日本だけ非常に低いという結果が出ているわけです。
竹村:はぁ。(驚く)
八木:これで、日本だけが、日本の教育がいかに特殊なものであるのか、いかに特殊な教育が行われているのかということを、この数字は物語っていると思います。
黒岩キャスター:はい。山谷さんいかがですか。
山谷:数字とか実態に基いて議論をしないと、抽象的な議論をしても仕方が無いと思うんですね。(と、性教育問題でさんざん抽象的な批判ばかりしてきたことを棚にあげる山谷議員)
黒岩キャスター:ええ。
山谷:実際、「区別は差別だ」という奇妙なジェンダー・フリー論者の人たちが教育現場を混乱させているのは事実でございまして、小学校5年の林間学校などで同じ部屋で、同じテントで寝かせている学校、仙台市で122校調べたら33校ございました。
島田キャスター:ほぉ〜。(とわざとらしく頷く)
山谷:山形では36校中19校、今津市では16校中9校というかたちで、相当に広がっているんですね。私は女というのはですね、将来母になるかもしれない、素晴らしい神聖な母になるかもしれないですね、ステキな存在なんですよ!(と、神の国にでもいるような雰囲気で熱弁をふるう山谷議員)
島田キャスター:ふうーん。(と、わざとらしくうっとりした声で頷く)
山谷:(宗教がかった雰囲気で)男の子も素っ晴らしい父親になるかもしれない! 素晴らしい存在!(トランスがかった教会の神父のように) そういうような、人間的な、美しいいいいいいいメッセージが(と、感情をこめて)子どもに届けられていないまま、非常に乱暴な密室での暴走が起きているのではないかと。
黒岩キャスター:ええ。
浅井:ちょっと待ってください。
黒岩キャスター:それで…(と山谷氏の発言をつづけさせようとする)
浅井:ちょっと待ってください。
黒岩キャスター:はい。(と、しぶしぶ発言を認める)
浅井:八木さん、資料出しましたよね?(と顔を向ける)
八木:(何を聞きたい?といった顔で)……はい。
浅井:現物は見ましたか?
八木:見ました。はい。
浅井:そうするとね。その中で「女性は結婚したら家庭へ」というのはね、これは全体の4ヶ国の中では日本はトップなんですよ。そういう点で言えば、伝統的な女性の在り方。(と八木氏の矛盾をズバリ指摘)
八木:……。(しまった、矛盾を指摘された、といった顔で目をキョロキョロさせる八木氏)
浅井:そういう点では、四ヶ国でトップです。
八木:はい。
浅井:それから、「男らしさ」という点についてはその本の中で、レポートの中でどう書いてありますか?(と、八木氏に顔を向ける)
八木:……。(黙って黒岩キャスターに顔を向ける)
黒岩キャスター:……。(八木氏の目配せに承知したといった顔で、八木氏に回答を求めず沈黙を守る黒岩キャスター。黒岩祐治は不公平な司会進行はヤメロ! 小林泰一郎プロデューサーは不公平な司会進行をやめさせろ!)
浅井:男らしさのイメージは、「乱暴な」、二つ目は「頼りになる」「冗談の上手い」「不良っぽい」、こういうことなんですよ。
八木:……。(キョロキョロ落ち着きが無い八木氏)
黒岩キャスター:……。(そんな話は聞きたく無いと言わんばかりに相槌さえうたない黒岩祐治キャスター)
浅井:(かまわず続けて)女らしさっていうのは、一番目は「かわいい」その次は「おしゃべり」「わがまま」。こういうことなんです。
八木:……。(黙りこむ)
黒岩キャスター:……。(黙りこむ)
浅井:こういう中身で「女は女らしく」と言っているわけですよ。(と八木氏の主張の歪みを指摘) それからたとえば、女性と男性の特性について男らしく女らしくと認められると書いておられますね。
八木:はい。
浅井「男らしさ」っていうのは何なのですか?(と、決定的な質問を八木氏に向ける)
八木:……。(答えられない八木氏)
浅井「女らしさ」っていうのは、何なんですか?
八木:……。それは……。(答えられない八木氏。助けを求めるように黒岩キャスターに顔を向ける)
黒岩キャスター:…。(あいかわらず八木氏に「どうなんですか」と問い詰めない黒岩キャスター)
浅井:あなたの定義をここで言ってください。(と八木氏に問う)
八木:…い、いや、コ、ここで定義させられるとは思わなかったので…。(目が泳ぐ八木氏)
浅井:いや、定義してください。
八木:いやいや、定義は…。(と黙りこむ八木氏)
浅井:自分で書いてるんだから。
八木:いや、そ、それは、お、おのずと、漠然としたイメージですけれど…
浅井:はい。
八木:だいたい多くの人が共有できるものです。(と、意味不明な言葉で自分の書いた定義を言い濁る八木氏)
浅井:(苦笑して)あなたの考えでは「男らしくしなさい」と言うわけですから。
八木:ええ。
浅井:なら「男らしさ」とはなんですか、と言っているんです。
八木「男らしくしなさい」とは、私は言っておりませんよ。(ええええええええっっ!!!「男らしくしなさい」とは言っていないぃぃ??????「男らしくしなさい」とは言っていないぃぃ??????「男らしくしなさい」とは言っていないのおぉぉぉ?????? )
浅井:じゃ、男らしさっていうのは何ですか?
八木:へっへっへ………。(と、笑って誤魔化す八木氏)
黒岩キャスター:浅井さんは、そうやって「らしさ」ということ自体が間違っているということなんですね?(と問い詰める黒岩祐治キャスター)
八木:いやあ…。(笑ってごまかす八木氏)
浅井:この本でもね(と八木氏の著作を見せて)八木さんは自分の本の中でも書いているんだから、ちゃんとそこは定義してくださいよ。
八木:ええ。
黒岩キャスター:(八木氏が答えるのをあわててさえぎって)あ、浅井さんの中には男らしさっていう言葉は無いんですか?(もはや司会ではなく、完全にアンチジェンフリを演じている黒岩祐治キャスター)
浅井:ちょっとまってください。(と、八木氏に顔を向け答えを求める。出演者になってしまった司会に、出演者が司会の役を演じざるを得なくなった浅井教授)
八木:いやいやいや。へっへっへ。(と笑って誤魔化す) 話を進めて下さい。(と、自分の不誠実な態度で話が進んでいないことを棚にあげる八木氏)
黒岩キャスター:浅井さんの中には無いんですか? 女らしさは無いんですか? イメージは無いんですか?(と、八木氏が答えないことを黙認し、しつこく自分の疑問をぶつけ続ける偏向した黒岩祐治キャスター)
浅井:ちょっとまってください。先に聞いているんだから、ちゃんと答えてから私は言いますよ。(と正論)
竹村:テレビの時間がもったいないからそんなのやめてやな…。(と、ついに解説者が助け舟をだす)
島田キャスター:ちょとここで…
黒岩キャスター:浅井さんの考え方を…一般としてどう思っているんですか?(とあくまでも印象操作を続ける司会にあるまじき黒岩祐治キャスター。)
島田キャスター:(プロデューサーの指示に頷き、あらかじめ用意した調査を示す)ちょとここで…、報道2001の首都圏500人の成人の方を対象に行った世論調査がございます。ちょっとご覧下さい。「子どもに男らしさ女らしさを教えるべきか」との質問に対し、イエスと答えた方が75.2%、ノーと答えた人は21.8%ということなんですけれど(じゃあ入江氏が説明したように「自分らしく」という項目があったどう回答するだろう?) この世論調査では、男らしさ女らしさ、その定義がどうであれ教えてほしいと思っているということなんですけれども。
浅井:それはね、今の一般的な大人達はたぶんそういうことを「漠然と」思っていると思うんですよ。でも、そこでどういう中身を我々が言っているのかということは、よく検討した方がいいと思うんです。で、日本の調査の中でも、男らしさというのは「知性と」というようなのに集約され、女らしくっていうのは「美と従順」なんですよ。まあ「知性と力」は置いておきましょう。そうすると「力」、トップになっていくということと、「従順」。こういうセットなんですよ。ですから、そういうことで八木さんも考えておられるのであれば…
八木:(さえぎって)そういうこともひとつの要素で、それが文化だと思うンですね。(ええーっっ!「男は力で女は従順」というのは文化なのかぁ??? おいおい、いいかげんにしろよ)ちょうど端午の節句が近いですけれど、いまのジェンダー・フリー教育、またはジェンダー・フリーの施策の中では、女の子の雛祭りや男の子の端午の節句を否定的に扱う傾向もあるんですね。
島田キャスター:はい。時間がちょっと無いんで、CMいきます。

 
という感じです。「つくる会」の八木教授、面白すぎ。ほーんと、いい映像が流れたなぁ。
ジェンダーの議論になった時、浅井春夫立教大教授が「つくる会」会長の八木氏に「じゃあ、あなたの“男らしさ・女らしさ”の定義を聞かせてください」と質問した時、八木氏は絶句したり、口をもごもごして「いや…、それは…先に進めて下さい」と目を泳がせていた様子がとても印象的でした。
「アンチジェンフリ」と呼ばれているものの正体が「シェンダーバイアスの擁護、男尊女卑」であったことが、あの八木氏のうろたえぶりによって全国の視聴者にはっきりと伝わった、と私は思います。
 
そにしても、テレビカメラって恐いですね。
カメラの前では嘘は隠せない。
浅井春夫立教大学教授のお手柄というより、八木氏の自爆というべきでしょうか。
 
 
関連ログ
 

性教育の動向(4):報道2001:「つくる会八木秀次氏が立ち往生(2)
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050526
性教育の動向(5):ここまでするのか「過激な性教育ジェンダーフリー教育に関する実態調査」
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050527

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*1:公立の場合は地方公務員法の「政治的中立」原則というのがあって、公共の場での発言は統制されている、という点は考慮しておくべきかもしれません。