小沢昭一の小沢昭一的こころ:ハーモニカブルース
2005年2月9日のラジオ番組「小沢昭一の小沢昭一的こころ」を聞きました。(残念ながらネット放送は無し)
小沢昭一の小沢昭一的こころ
http://www.tbs.co.jp/954/ozawa/※2/7(月)から2/11(金)の放送は、著作権保護の為、更新されません。
ラジオ生放送でお楽しみ下さい。http://www.tbs.co.jp/954/ozawa.html
ネットストリーム
http://www.tbs.co.jp/radio/stream/asx/ozawa.asx
昔、小沢昭一氏が歌っていた「ハーモニカブルース」が流れました。
「土耳古行進曲」*1も聞きたかったけどありませんでした。
「ハーモニカブルース」は谷川俊太郎の詞がいいですね。
あの戦争以外のなにもなかった時代に、少年はハーモニカが欲しかった。
ハーモニカがほしかったんだよ
どうしてかどうしてもほしかったんだ
ハーモニカがほしかったんだよ
でもハーモニカなんて売ってなかったんだ
戦争に負けたんだ
カボチャばかり食ってたんだ
(谷川俊太郎/ハーモニカブルース )
それは何もなかったあの時代で生まれた強烈な物欲だったのかもしれません。
小沢昭一氏が番組の最後に言っていたことが印象的でした。
あの時代を生きてきた昭和一桁世代だけが持つ良心と言うべきでしょうか。
ほかのことはどうだっていいんですよ!
でもただひとつ、戦争の放棄*2ということだけは無くなって欲しくないんだなぁ。
小沢昭一全集「唸る、語る、歌う、小沢昭一的こころ」
http://d.hatena.ne.jp/asin/B00009AUY4
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*1:「土耳古行進曲」(トルコ行進曲)。「私の身体は ハガネの強さ/朝晩鍛えた この腕 この足/正義のために 大地をけって/行け 行け トルコへ トルコへ/森や林をかけぬけて/砂漠の中のオアシスへ」。子どもと一緒に元気良く歌ってますが、トルコ大使館から風俗店といっしょにするなと抗議されました。こういう歌も作れる加藤登紀子さんってやっぱり尊敬に価する芸術家だと思う。矢崎泰久氏「流行歌に記憶された「昭和のこころ」」参照 http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/408803-X.html
*2:日本国憲法 「第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S21/S21KE000.html