続・ブラックウォーター事件

田中宇氏が指摘したニュースソース。見落していたので追補。

襲撃された米国人は食糧運搬などしていなかった
4人が攻撃されていた間、近くに駐屯していた米軍部隊は動かなかった。
http://www.csmonitor.com/2004/0405/p09s02-coop.html
http://www.upi.com/view.cfm?StoryID=20040331-042515-7852r

偽装偵察どころか、イラク人に襲撃させる「疑似餌」だった可能性もあるという情報。
仲間であるはずの傭兵4人を「疑似餌」にするという説はすぐには信じられないですが、説が正しいとしたら、襲撃写真を見た時に受けるのと同じぐらい米軍も冷酷非道だったということになりそうです。
そういう冷酷非道なことをしているかもしれないという可能性を持っても尚、こうした軍事活動をしなければならない占領統治に日本政府が参加しなければならないのか、疑問です。

正規軍兵力を増やせないため、国防総省は、アメリカやイギリス、南アフリカなどにある傭兵会社と契約し、2万人の非正規戦闘員を雇用。
http://www.theage.com.au/articles/2004/04/08/1081326867174.html

2万人もいたのか。
傭兵の給料は年給で平均1500万円程度だそうですから、人件費だけで単純計算すると3000億円の経費がかかっている計算になります。もちろん作戦行動や武装経費その他で別途金がかかることは間違いないわけで、それもあわせると一体いくらの税金が使われているのか。
その予算を全部イラクの水道建設工事事業にまわしたら、全都市で恒久的水道を作ることができるし、イラク人の雇用、経済は好転するし、30億円使って自衛隊が車で一時的に水配りする必要もありません。
アメリカも日本も、本来の使い方から逸脱した金のムダ使いをしているとしか考えようが無いですね。
平時ではムダでできないことを、戦争とか人道復興支援とかの名目で、合理性も正当性も無い事業で特定軍需産業のために税金を消尽しているという、まさに戦争中毒者の禁断症状をおさえるだけの役目しか占領政府も米政府も日本国政府も果たしていない。
こんな政府を作ったどうしようもない連中に、選挙で権力を承認した国民(棄権者を含む)がどうしようもないアホであり、アホ国民に選挙の判断材料情報を適切に提供せずアホ状態を増幅してきたメディアの責任も大きい、という以外の感想は無いです。

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