テレビ局上層部から民主党攻撃命令?

「“民主党攻撃を強化せよ! 徹底的にやれ! 視聴者の偏向報道批判など問題ではない! 小泉政権を守れ! 何がなんでも勝利させろ! 放送法違反などという批判は気にするな!”との強い指示があった」とする告発があった模様。
告発者の詳細な情報は不明。ただ、同様の未確認情報は、別ルートで私のところにも間接的に入っています。
投票前は流言蜚語が飛び交うのが通例ですし、謀略情報の可能性もありますが、複数ルート・複数情報源から同じ内容の情報が入ってくるという状況を総合的に考えると、単なる流言蜚語と考えることは“ためらわれます”。
 

2005.9.5(その1)
2005年森田実政治日誌[313]
テレビ・ファシズムの危機性高まる。投票日の9月11日に向けてテレビと新聞による「小泉賛美・野党攻撃」の偏向報道の強化が「再び指示された」と、内部からの訴え。

テレビ界ウォッチャーのQ君から電話がかかってきた。
「9月11日の投票日に向けて、テレビ局の上層部から、現場に対して“民主党攻撃を強化せよ! 徹底的にやれ! 視聴者の偏向報道批判など問題ではない! 小泉政権を守れ! 何がなんでも勝利させろ! 放送法違反などという批判は気にするな!”との強い指示があったと、テレビ局内部の友人から知らせがきました。テレビ局上層部は“小泉首相を勝たせるためにはどんなことをしてもかまわない。誤報もおそれるな”という姿勢だそうです。おそろしいことになってきました。テレビ局は狂気です。ファシズムです。このことを国民に知らせてくれませんか。
テレビ局は異常です。これをとめるには、視聴者が、テレビ局へ電話等で抗議するしか方法がないと思います。各野党からも抗議する必要があります。候補者はみなマスコミをおそれ、遠慮しています。
新聞は、記事と世論調査と投書欄で情報操作しています。
日本は危機です。テレビと大新聞が、小泉政権自民党公明党の宣伝隊になってしまいました。日本人の心が権力者とその手先のマスコミによって弄ばれています。」

 
私はこう答えました。「Q君。落ち着いて対応しましょう。いまは冷静になることが大切です。国民全体が冷静になれば、狂気のテレビは、国民から浮いてしまいます。悪いテレビへの抗議は必要です。テレビと大新聞が小泉政権の手先になっていることを国民に知らせましょう。大切なのは投票前の最後の一週間です。悪いテレビが悪事をしないようきびしく監視したいと思います。」
マスコミの影響力は巨大ですが、抗議すれば、内部の良識派が動きやすくなるだろう。マスコミ内部の良識派に期待したい。

 
今はとても微妙な時期ですので、この情報の真偽について具体的なコメントは避けます。
 
放送局の中にいる人や情報をつかんでいる人に言いたいことは、もし報道操作指示を受けた人がいるとしたら、とりあえず指示に従うふりをして、自分の身の安全を確保してください。むやみに情報を漏らすことは危険です。それから確実に反撃できる物証を確保してください。
たとえば、指示を実行するために具体的にどうしたらよいのかを指示を出した人に質問して、その様子を隠しマイクや隠しビデオで録画録音する。意図を確かめる場合も、「でも放送法に違反すると後で会社が困ることになるんじゃないですか? そんな大きな責任を私は取れませんし、上の人の責任を私がとらされることになるのも困りますし…。そこら辺は上の人は本当に承知しているんですか?」というように渋る程度に止めておいた方が良いでしょう。
とにかく、物証、証拠が必要です。
日本の情報環境は事実上、マスメディアが独占しています。マスコミの不正は、マスコミによってしか追求し伝えることができないという現実を忘れてはなりません。告発者が告発前にマスコミから追放されたらアウトです。細心の注意を払って対応してください。

───────────