世田谷区

■世田谷区(8)
◎優先公認 大久保青志 54 社元1 元都議
http://www.ohkubo-ouendan.net/index.htm
大久保青志RockなBlog!
http://www.ohkubo-ouendan.net/blog.htm
○自主投票 佐藤政子 49 ネ新 党地区事務局長
http://satoh.seikatsusha.net/
○自主投票 田副民夫 55 共元2 元都議

http://www.jcp-setagaya.jp/tazoe/
× 三宅茂樹 55 自現2 都連役員
http://www.miyake.setagaya.tokyo.jp/
× 真鍋欣之 48 自現2 都連役員
http://www.manabe.gr.jp/
××××× 田代博嗣 58 自現2 都連役員
http://www.tashiroh.com/
× 桜井良之助 64 公現8 都本部顧問
http://homepage2.nifty.com/s-ryounosuke/
× 中嶋義雄 55 公現2 党遊説局次長
http://www.nakajimanet.com/
× 花輪智史 38 民現1 都文教委役員
http://hanawa.poke1.jp/
× 山口拓 32 民新 区議
http://www.taku-chan.com/
× 関口太一 29 民新 区議
http://www.taichi-net.jp/index.html
× 後藤雄一 55 諸現1 団体代表
http://www.gyoukaku110ban.jp/
 
コメント:前回都議選では共産が二名擁立して共倒れして現職が次点で落選した。今回はひとりにしぼったので再選のチャンスだろう。社民の大久保元都議は元保坂展人衆議院議員の秘書で、社民の中でも憲法の精神的自由権を重視する一人。「青少年健全育成条例で18歳未満はライブハウスにもマンガ喫茶にも23時以降立ち入り禁止とか。IDカードがないとクラブにも入れないとか。」「最近は公共の秩序を乱す行為をすることに対して取り締まるという検討委員会も作られてるんだけど、そういうのって街なの? 街も文化も死んじゃうよ。そういうのに対してきちんと反対する議員が一人でもいないとまずいんじゃないかって。ロックとか平和運動に関わってきた者としては、管理された社会にはNOを言いたいと思うんだよね。」*1と条例改悪を批判したロックシンガー。メディア規制については表現者・読者の擁護者となるだろう。大久保候補の当選は、共産候補10人当選・自民候補10人落選に匹敵する。是非当選させたい。生活者ネットの佐藤候補と共産の田副候補は、優先公認を優先するため自主投票と判断。
自民の田代候補は、いわゆる「石原三羽烏*2の一人。「性教育正常化」と自称する性教育廃止論者で、都立七生養護学校の視察の際に教員を恫喝するとともに教材の一部を持ち去った事件*3で裁判の被告になっている。田代候補は「、(1)教育荒廃の解決、(2)新しい道徳教育の実施、(3)健全な愛国心の育成、(4)教育行政の公正化、(5)教員の規律是正、(6)正しい男女観の確立、(7)性非行の防止」を方針とする「東京教育再興ネットワーク」の代表委員*4。田代候補は「戸塚ヨットスクールを支援する会」(会長:石原慎太郎東京都知事)のメンバーでもある。子どもの人権を抑圧しメディア規制に積極的な田代候補は確実に落選させておきたい。自民の三宅候補は、都議会本会議で「青少年の健全育成に害を及ぼす看板を規制しろ」*5との趣旨の質問をしたり、「心の東京革命の展開に十四億円を計上し、青少年の心の健全性を取り戻す重大な決意を都民に示した」*6と石原知事の青少年政策を安易に称揚する発言を繰り返したが、メディア規制など従来の政策によって青少年が極めて健全になったとするいかなる根拠も存在しない(むしろ悪化している)。自民の真鍋候補は、都議会で「心の東京革命の本格的な事業展開を図るとともに、青少年健全育成対策を積極的に推進するべきであります」*7と発言するなど、石原都政のメディア規制路線に参与し、健全育成条例改悪案に賛成した。
公明の桜井候補は都議会で青少年健全育成の視点について都政とは異なる視点を示していた*8こともあるが、結果的にメディア規制を含む育成条例改悪案に賛成した。公明の中嶋候補は、漫画などの不健全指定を審査する東京都青少年健全育成審議会の委員*9や条例改正を提言した青少年問題協議会に所属し、メディア規制に直接手を汚してきた問題都議。「漫画やコミックなどに、不必要に規制が拡大されるなんていう誤解がどうもある。青少年の健全な育成、そのために、包装、陳列などの面から一定の規制を加える、こういうことです。」*10などと開き直った発言もしている。もし当選すればインターネット規制*11も実現させてしまいかねない危険人物。落選させておきたい。
民主の花輪候補は建設族だったが、昨年の秋から青少年健全育成審議会と文教委員になっている。それ以前の段階でメディア規制に積極的に参与したとの情報は確認されていないが、条例改正の採決では育成条例改悪に賛成しており、積極的にメディア規制を推進する「首都圏連合」に抵抗した形跡も無いので、落選が相当だろう。民主の山口候補は、区議時代に「人間関係の希薄化が進んでいる家庭環境の改善や保護者の意識改革も当然必要」「区としても、関係諸機関の役割分担と緊密な連携を図り、健全育成を総合的に推進をしていく必要があります」*12と発言するなど社会教育政策に積極的だが、家庭教育の多様性については言及しておらず、メディア規制に積極的に反対するとの発言も見当たらない。民主新人の関口候補については詳細不明だが、メディア規制に積極的に反対するとの発言も見当たらない。
無所属の後藤候補は一人会派「行革110番」の現職候補。税の無駄遣いの追求は好感がもてるが、学問的に効果が実証されていない育成条例の施策の無駄については発言が無い。メディア規制を含む育成条例改悪案に賛成した実績は批判されねばならないだろう。

 
2005年都議選推薦候補リスト(確定版)

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*1: http://www.loft-prj.co.jp/interview/0506/12.html

*2: http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050612#1118521912

*3: http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-13/15_02_0.htmlhttp://d.hatena.ne.jp/kitano/20050527/p1

*4:「『産経新聞』99.5.18によると、「歴史教育から『援助交際』まで幅広い問題に取り組む」ことを目的に「東京教育再興ネットワーク」が近々結成される。同会の方針素案の柱は、(1)教育荒廃の解決、(2)新しい道徳教育の実施、(3)健全な愛国心の育成、(4)教育行政の公正化、(5)教員の規律是正、(6)正しい男女観の確立、(7)性非行の防止である。17日現在代表委員に内定しているのは、金杉秀信、石井公一郎高橋史朗藤岡信勝、竹本忠雄、大原康男加瀬英明古賀俊昭田代博嗣土屋敬之三輪和雄である。これでみると、「つくる会」「日本会議」「日本世論の会」と東京平和祈念館問題で建設反対運動を展開した自民党民主党の都議が一体となった組織である。すでに、前記のように「教育再生 地方議員百人と市民の会」「広島教育会議」「大阪の教育を正す府民の会」などが同じ目的でつくられていて、今後全国各地に同様の組織がつくられるのではないかと思われる。この仕掛け人は「日本会議」ではないかと推測される。「東京教育再興ネット」は広島や大阪などの組織との連携を打ち出している。」 http://www.asahi-net.or.jp/~pr1y-twr/kaisetu.html

*5: http://www.gikai.metro.tokyo.jp/netreport4/no_3/s_miyake.htm

*6: http://www.miyake.setagaya.tokyo.jp/togikai-1.htm

*7:平成14年第1回定例会平成14年3月28日一般質問 http://www.manabe.gr.jp/gikai14.03.28.html

*8: http://www.gikai.metro.tokyo.jp/gijiroku/soumu/d3010108.htm

*9: http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/index9files/497giji.pdf

*10: 平成16年予算特別委員会しめくくり総括質疑 平成16年3月25日(木) http://www.gikai.metro.tokyo.jp/netreport3/no_6/6_y_nakazima.htm

*11: http://www.togikai-komei.gr.jp/topics/trm9802.html#l

*12: http://www.taku-chan.com/mt_gikai/archives/2004/11/h119.html