永田町の王子様、歌舞伎町を視察

 
会話部分は一部を除きフィクションです。
 


「総理、ほらあそこに新しい居酒屋があります」
「ああ、あそこは以前、ブルセラショップがあったところだね」
「……」

 


「総理、いかがですか?」
「うん。週刊誌*1にボクが昔の女を夢みて夢精したって発言が載っちゃったけど、今晩も夢精しそうだね」
「……」

 



「総理、新宿・歌舞伎町を歩いてみた感想をお願いします」
「そうね。にぎやかで楽しそうですね。この楽しいにぎやかな街をいかに安全に楽しんでもらうか。これが大事だと思うんですよね。だから我々が対策をとりやすいように、そろそろ事件を起こして世論を喚起する必要があると思います」
「……」

 
関連報道。
 

首相動静(5月19日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050519-00000035-jij-pol

午後8時13分から同17分まで、歌舞伎町の新宿コマ劇場前で報道各社のインタビュー。「新宿・歌舞伎町を歩いてみた感想は」に「にぎやかで楽しそうですね。この楽しいにぎやかな街をいかに安全に楽しんでもらうか。これが大事だと思うんですよね」。同19分、歌舞伎町の飲食店「しゃぶしゃぶ にいむら 本店」で奥村萬寿雄警視庁警視総監、竹花豊東京都副知事中山弘子新宿区長らと会食。
午後10時、同店発。同19分、公邸着。「さっきはどんな印象を持ったか」に「いやあ、楽しい街だね」。(了)

 
条例改正を進めている治安関連条例関係者と総理が懇談。「世論喚起の作戦」の相談でもしていたのでしょうか?
安全のためと称した対策を続けてきた結果として安全にならないなら、そういう対策の放棄を考えるべきでしょう。いつまでも同じ対策の強化を続けることは、引き戸を一生懸命に押して、開かないと「押し方が足りないからだ。もっと強く押せ!」と言っているがごとし。健全育成条例の出版規制についても同じ。
 

首相官邸
写真で見る総理の動き
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/index.html
新宿・歌舞伎町の治安状況等視察
平成17年5月19日
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/05/19sinjuku.html

 
オマケ。
 


借金を残して死ぬ人とその借金を生きている限り払い続けなければならない人たち。
子どもが危ない。子どもを守れ。

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*1:週刊新潮」5月26日号(通巻2498号)「小泉「オフレコ」放言録 最近また夢精した。夢に出てくるのは昔の女だなぁ。」 中吊り公告 http://www.zassi.net/bin/Posters/WSHINCYO/20050526/WSHINCYO20050526_000.jpg