成人向けアニメ・ゲーム追放議連発足(4):週刊新潮の記事について

kitano2005-04-28

 
 

成人向けアニメ・ゲーム追放議連発足:野田議員「わいせつでなくても取り締まれ!」
http://d.hatena.ne.jp/kitano/#p1
成人向けアニメ・ゲーム追放議連発足(2)
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050425#p1
成人向けアニメ・ゲーム追放議連発足(3)
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050426#p1
成人向けアニメ・ゲーム追放議連発足(4):週刊新潮の記事について
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050428

 
の続きです。
週刊新潮」(新潮社)が、野田聖子議員(自民党)などが参加した「成人向けアニメ・ゲーム追放議連」でブリーフィングを行った「ジュベネイル・ガイド」の裏事情について記事にしています。
 

週刊新潮
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
5月5・12日 ゴールデンウイーク特大号(通巻2496号)
http://www.shinchosha.co.jp/mailmag/shukanshincho/20050426001.html

特別読物 野田聖子議員もダマされた!
児童ポルノ禁止」NPOの女性理事長は「元ポルノ業者」

 
事実関係についてはたいした内容は書いていません。別に買うほどのものではありませんので、買わなくても良いです。
以下、週刊新潮が伝える事実関係のまとめ。*1
 

  • 「『みさとちゃん夢日記』で幼女も出ていたのでは?」との反論に、ジュベネイルガイド=アクティブは、「下請けが勝手にやったので、売るしかなった」と弁解?しつつも「反省」を表明。*9
  • 経営者「O」氏とのつながりについてジュベネイルガイド=アクティブは、「O」氏は友人で京都拠点での活動を東京でも展開するため、「O」氏の会社に事務所を置かせてもらったと説明。*10
  • ソフ倫問題についてジュベネイルガイド=アクティブは、「メーカーと理事の間に癒着とトラブルのトラブルを指摘して悪者にされたので理事長をやめた」と弁解。*11
  • 野田議員への立場の説明についてジュベネイルガイド=アクティブは、「ソフ倫理事長だったことを野田聖子議員に伝えていた。野田議員はゲームメーカーの立場だったことを知っていた」と認識。*12
  • しかし、野田聖子議員側は「勉強会を開く場で突然知らされて驚いた。児童モノを扱っていたのは問題。事前に説明してほしかった」と釈明。*13

 
ジュベネイルと野田議員の話は、ジュベネイル=アクティブであることを勉強会前に「説明した/説明が無かった」という点でかみあわないので、両者とも真実を語っているとは考えられません。
とすると、事実関係の真偽の可能性は以下の通り。
 

可能性1 ジュベネイルガイドは嘘を吐いている。野田聖子議員に立場を事前に説明していなかった。
可能性2 野田聖子議員は嘘をついている。野田聖子議員はジュベネイルガイド=アクティブであることを事前に知っていた。
可能性3 ジュベネイルガイドと野田聖子議員は、「ジュベネイルガイドは事前に説明したと言い、野田議員は事前に聞いていないと言う」と事前に口裏をあわせていた。

 
もし可能性1であれば、偽装青少年団体としてロビー活動をしていたことになり、ジュベネイルガイドの青少年団体としての活動の信用は失われるでしょう。まあ、ゲームメーカー主体の青少年団体というだけで青少年団体として支持はあまり得られないとは思いますが。
ジュベネイルガイド=アクティブが野田議員に事前に説明していた場合は、野田議員とジュベネイルガイド=アクティブの間に一般には知り得ないなんらかの約束があるのではないかとの疑惑が生じます。
もし可能性2であれば、野田議員は嘘吐きだということになり、選挙民に対する信義を受けて議員になる資格が野田聖子氏にありません。
野田議員サイドが本当に事前説明を受けていないとすれば、ジュベネイルガイド=アクティブという事実をきちんと調査せず、利害関係を伴う営利企業に性表現の規制のあり方について青少年行育成団体NPO法人として「学習会」に招いていたことになり、野田議員の議員活動に疑問が生じます。
もし可能性3であれば、悪意を持って偽装青少年育成団体を演じ、それを利用していたことになり、両者の信用は失われるでしょう。
 
「勉強会当日にはじめて知って驚いた」という野田議員の説明はいかにもとってつけた釈明ですので、個人的な心証としては可能性2かもしれないと推測しています。
事実関係については新たな情報が無いためこれ以上は考察できせん。が、いずれの可能性を検討しても、野田議員とジュベネイルガイドに対する一般からの不信は高まらざるを得ないと思われます。
 
念のために書いておきますが、私は「週刊新潮」の記事のすべてが真実であるとは考えていません。
週刊新潮の記事には「書かれていない事実」がありますので、週刊新潮の記事だけですべてを判断することはできないと私は考えます。
以下、週刊新潮が書かなかったことのまとめ。
 

  • ジュベネイルガイド=アクティブとソフ倫との確執の具体的な内容を、「週刊新潮」は書いていない。
  • たとえば、「週刊新潮」は、長岡氏がソフ倫の理事長を辞めた経緯について、現在のソフ倫が悪人であって長岡氏は正義との長岡氏の認識を伝えているが、幼女表現の自己規制など、警察人脈を背景に規制指導を一方的に受け入れる長岡氏の独善的な自己規制強化論にソフ倫加盟各社の反発があったことについては、「週刊新潮」は具体的に説明していない。*14
  • ジュベネイルガイドの顧問に京都府公安委員の大物弁護士がいる事実を、「週刊新潮」は書いていない。*15
  • 警察官僚だった副知事が出版流通規制を強めている東京都やその他の警察関係者が青少年政策策定に参与している一部自治体で、ゲーム関連雑誌を不健全指定にし、ジュベネイルガイドの路線と結果的に協調している事実を、「週刊新潮」は書いていない。
  • そもそも、ポルノがなぜ悪なのかを、「週刊新潮」は書いておらず、「ポルノは悪」との主観的共感のみに依拠して問題を評価している。
  • 日本政府が、ポルノが性犯罪を生むとの因果関係を国会で明確に否定し、相関関係しか認めていない事実など、「ポルノ有害論」を相対化する議論について「週刊新潮」は書いていない。

 
以上の「週刊新潮」の記事を総合的に判断すると、「週刊新潮」のスタンスは以下の通りと思われます。
 

  • アダルト向けアニメやアダルト向けゲームなどのポルノは絶対悪。性表現は社会で容認されない。
  • 美少女モノと幼女モノは、どっちも悪いポルノだ。
  • ポルノを撲滅するNPOは良い。しかし、ポルノを作っているゲーム会社が参加することは許せない。
  • 美少女ゲームは幼女ゲームとは違う」というアクティブ=ジュベネイルガイドの主張は、美少女ゲームも幼女ゲームもどっちもポルノだから通用しない。
  • ポルノを作っていたアクティブ=ジュベネイルガイドは悪。
  • ジュベネイルガイドを勉強会に呼んでいた野田聖子議員も悪。

 
週刊新潮」らしいといえばそれまでですが、見解の相違というところでしょうか。
ただ、「美少女モノと幼女モノは同じ」という点については、私は「週刊新潮」と結論部分で見解は一致します。しかし、結論に至る理由が「週刊新潮」と私とでは正反対です。「どちらも不道徳なポルノだから悪だ」と考えるのが「週刊新潮」。私は「どちらも表現物だからその善悪は読者の判断に委ねられ、読者の価値観によって判断が分かれる」と考えます。
 
週刊新潮」を良く知る雑誌業界関係者(都内大手出版者勤務)に、記事についての感想を電話で聞いたところ、こんなコメントをもらいました。
 

【雑誌業界関係者のコメント】
結局「週刊新潮」は、小泉純一郎万歳の応援雑誌。だから、アンチ守旧派、アンチ野田聖子の記事が「週刊新潮」に載る。
タイミング的に自民党党内の郵政民営化論議があって、郵政民営化の国会上程の日程が迫っていた。
郵政反対派の野田議員のイメージを落し、郵政民営化反対の守旧派と野党との連携を、「週刊新潮」はなにがなんでも分断させておきたいのでは?
週刊新潮」は以前から、「守旧派 VS 小泉純一郎」という幻想を国民に与え続けたい官僚勢力を熱心に応援している節がある。
そういう「週刊新潮」の「思惑」に、ジュベネイルガイド、野田聖子美少女ゲーム、そして自分だけは道義心を持っているとの幻想を保持したい世間の「アンチポルノ」な倫理感情は利用されたのではないか。

 
たしかにそういう見方もありますね。うむ。
週刊新潮は、「ポルノは社会から撲滅すべき絶対悪」とのスタンスを崩していませんし、野田議員が「美少女ゲーム撲滅に取り組む」ことについては何ら批判していません。
「ポルノは絶対悪」との道徳規範が野田氏のようなポルノ撲滅派議員すらも批判され、「ポルノは絶対悪」という道徳規範の強固性が示されたという意味では、情報流通の自由や表現の自由を求める立場に立って見ると、「週刊新潮」の記事は今後マイナスに働くかもしれません。
 
ただ、今回の週刊新潮の記事により、ジュベネイルガイド=アクティブという事実関係は世間にある程度認知されることで、ジュベネイル・ガイドが「ポルノは絶対悪」と判断する人たちへの活動はある程度困難になるだろうとは思います。ジュベネイルガイド関係者による「ポストソフ倫設立」や「超党派ポルノ撲滅立法運動」は、当面活動を抑制せざるを得ないでしょう。
という意味に限っては、「週刊新潮」の記事は、情報流通の自由や表現の自由を求める立場から見てプラスであったと思われます。(とはいえ、これでジュベネイルが完全に活動を停止するとは考えられませんので、ゲーム会社への“オルグ”は今後も続くとは思います。
 
私は、「ポルノは社会から撲滅すべき絶対悪」とは考えていません。表現の良し悪しは単に価値観の相違でしかなく、「美少女か幼児か」や「ポルノは犯罪を生む」といった議論も含め、絶対的な善悪の基準があるとは考えられません。
ただ、ゲーム創作者やゲームメーカーが「より美しい作品を創りたい」とか「多くの人に買ってもらえる商品を作りたい」といった内的動機によって表現を自分でコントロールすることに、私は反対はしません。
美少女ゲームは世界で認知されアートにまで昇華した表現だ!」と言っているジュベネイル・ガイドの長岡氏の主張*16の是非はともかく(笑)、情報の送り手の内的動機を尊重するという意味で、創作者が表現を純化させる努力をし、メーカーがソフ倫などの業界団体を作って自己規律することは結構なことだと思います。「より美しい作品を」とか「売れる商品を」といった内的動機の規律は、自由な情報・商品の流通を前提としており、「美しい作品」や「売れる商品」を評価しているのは作品に接した国民ひとりひとりの価値観であるという前提を含んでいるからです。
情報(商品)の自由な流通や、情報の受け手の自由な評価を前提としている限り、私は表現の内的規律に賛成です。そのような受け手によって自由に評価される情報流通環境(思想の自由市場)を前提とした内的規律こそ、好ましい表現規律と思われます。*17
 
一方、利権目的で怪しげな団体が作品を一方的に評価したり、宗教的な「道徳規制論」や擬似科学の独善的な「ポルノ有害論」を持ち出すなど、外的動機で自己規制される場合は話は別です。自由な情報流通や国民自身による情報の評価という前提に欠け、「ポルノは悪である」という主観的な第三者の判断が介在しているからです。
という意味で、「幼女表現は悪だ」と一方的に主張する長岡氏の表現規制論などをめぐってソフ倫加盟各社と衝突し、ソフ倫内部問題の事態収拾の結果として長岡氏がソフ倫理事長を辞職したことは、まさに自業自得と言えるでしょう。
「メーカーと理事の癒着」云々といった長岡氏サイドのソフ倫批判は、私たち第三者の目から見て「逆切れ」であり、京都府警の応援を受けてジュベネイル・ガイドをつくってゲーム規制に走ったその態度は、一般から見て「はぐれ狼の逆恨み」と判断されても仕方がないように私には感じられます。
 
ジュベネイルガイドにしろソフトウェア倫理機構にしろ、あるいは議員の勉強会にしろ、大事なことは、情報の良し悪しの評価は国民自身が判断するという点であり、情報の自由な流通と受け手の評価を尊重したうえで、内的規律を実現しなければならないという点です。そういう前提があってこそ、本当の意味での「子どもの人権」は成立すると私は考えます。
「子どもの人権」を主張をしている人たちが本当に子どもの人権を実現しているかどうか。それを国民自身で検証できる情報の自由が無ければ、本当の意味での「子どもの人権」は実現され得ません。情報流通の自由や表現の自由の規制は、そういう「検証する自由」を不可逆的に奪ってしまいかねない危険性をはらみます。
情報の自由、評価の自由といった精神的自由権は、「子どもの人権」を実現する前提だということを、子どもの人権の擁護に取り組んでいる人たちは冷静に考えてほしいと思います。(冷静に考えている人が大半で、おかしな人は一部だとは思いますが)
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*1:こちらも参照。 http://www.geocities.jp/nukuhito/

*2:週刊新潮」5月5・12日号。2「NPOのメンバーは、いたいけな少女が主人公の、“エロゲームソフト”(俗称エロゲー)をパソコンで起動させ、幼女が辱めを受ける場面を印刷した資料を配布(グラビアページ参照)。「これら凶器とも言うべき有害なものを野放しにしているソフ倫(コンピューターソフトウェア倫理機構)は、私たちの言うことに聞く耳を持ってはくれません」そう言いながら、エロゲーの規制強化を声高に主張してみせたのであった。」

*3:週刊新潮」5月5・12日号。「さる事情通がいう。「問題は、このアクティブという会社、実はエロゲーのメーカーとして業界では有名な存在だったのです」なんと、口ではエロゲーを糾弾しつつ、実はエロゲーを商売にしていたという笑えない話。」「まぁ、エロゲーの作りの是非は問うまい。が、その事実を断りもせず、しゃしゃり出てきて臆面もなく一席ぶつなんざ、おこがましいといわれても仕方あるまい。」 

*4:詳しくはこちらで確認。http://orange.ap.teacup.com/altra/71.html 「S」=ソシエッタ代官山のO氏(秘匿された理事リストには、イニシャルでOのつく人物は岡田海志氏しかいないようですが…)は現在は理事ではないそうですが、この際、ジュベネイルから完全に手を引くべきでしょう。無用な対立をソフ倫に持ちこむのはやめた方が良いのではないでしょうか。

*5:週刊新潮」5月5・12日号。「他にもジュベネイル・ガイドには看過できない点が多々ある。「登記上の本部がある渋谷区内の住所を訪ねると、驚いたことに廃ビルになっているんです。ここは以前、『S』というエロゲーソフトの制作会社があり、経営者のO氏はジュベネイル・ガイドの理事に名を連ね、現在も別な住所で美少女系ソフトを作っています。」」

*6:週刊新潮」5月5・12日号。「一方、長岡理事長は、エロゲーを野放しにしていると彼ら自身が糾弾するソフ倫で、かつて5年も理事長をつとめていたんです。」 

*7: 確認のための公式データとして「ソフ倫の設立経緯」を参照 http://www.sofurin.org/eocs/seturitu-2004.html 「平成5年4月1日 第2代委員長、酒井道子氏(株式会社アクティブ:代表取締役)が就任。(〜平成10年3月) パソ協シール移行期間完了に伴い、一部の店頭在庫を除いて、パソ協シールが貼ってある作品はソフ倫統一シールに貼り変えられ流通される。」以後、平成10年までソフ倫の“退却戦術”は加速し、その後も退却戦術は続いています。

*8:週刊新潮」5月5・12日号。「さて、長岡理事長にそれらの“疑惑”を質しにいくと、夫婦揃って取材に応じ、立て板に水でこう語った。「たしかに私たちは5年ほど前まで美少女ゲームを作っていました。でもそれは幼児や児童を描いたものとは違います。美少女モノです。その中には世界で認知され、アートにまで昇華したものもある。美少女モノがダメダと言っていません。いけないのは幼児を扱ったものです。」 おやおや美少女モノと幼女モノは違うらしい。」

*9:週刊新潮」5月5・12日号。「先の『みさとちゃん』のようなソフトはどうなるのだ。「過去の作品で、幼い子供が出てきたりすることは多少ありました。が、CGなどは外注で、お金がかかったせいもあり、できたものを売るしかなかった。外注先には“次からはこういう人物は描かないでくれ”と要請し、明らかに児童だと思われるようなものは扱わないようにしてきたつもりです。が、多くの登場人物の中に幼女が含まれる作品があったのも事実で、そこは反省しております。」 元手がかかった。しかし内容がまずい。販売中止だとはならなかったのか。」

*10:週刊新潮」5月5・12日号。「「Oさんは古くからの友人です。私たちのNPOの活動拠点は主に京都でしたが、東京でも展開していきたいと思っていたため、Oさんの会社に事務所を置かせていただいたのです。しかし、入居先の大家がワケあってビルを手放さざるを得なくなり、廃ビルになってしまった。OさんはNPOの趣旨に賛同していただいていたものの、美少女ゲームをやめるのは経営上ツラいというので、現在は理事から抜けてもらっています。ただ、定款は年に一度しか変更できません。だから、住所も理事もそのままなのです。」 そもそもO氏を理事になどしなけりゃよかったのに。」

*11:週刊新潮」5月5・12日号。「ではソフ倫問題についても聞こう。「利権なんてとんでもない。メーカーとソフ倫の理事たちとの間に癒着と金銭トラブルがあったのを指摘し、まともな方向に立て直そうとしたものの、逆に悪者にされたので理事長をやめたまでです」」

*12:週刊新潮」5月5・12日号。「児童ポルノを問題にする野田代議士に、自らの過去を伏せていたことは、どう釈明なさるおつもりか。「野田先生にはソフ倫の理事長だったことは伝えていました。ソフ倫はメーカーの集まりですから、われわれが美少女アダルトゲームのメーカーだったことは、ご承知いただけているものと思っておりました。業界にいるからこそ、言えることもあると思ったのです。」もっとも肝心な部分でもっとも無理のある持ち出されたのは残念至極。」

*13:週刊新潮」5月5・12日号。「野田代議士の見解は−。「私は児童の人権を無視したポルノを問題視してきましたが、実態は把握しきてれいませんでした。そこで実際、どのようなか見聞しようということで勉強会を開いたのです。その場で突然、ジュベネイル・ガイドさんからアダルトゲームを作っていたと聞かされたので、驚きはしました。が、過去を責めようとは思わなかった。とはいえ、児童モノを扱っていたとなれば話は別。事前に説明していただきたかったですね。他の議員の方に迷惑をかけることにもなりかねないので、勉強会は仕切り直しです。」」

*14:ソフ倫は、長岡氏が理事長時代に幼児表現の自己制限を決め、加盟各社は幼児表現を自己規制せざるを得なくなりました。長岡氏が理事長を辞めてから施行された例の5頭身ルール が作られた背景は、長岡派のプレッシャーに対抗するためにとった現ソフ倫執行部の対抗措置、というか退却戦術である印象があります。http://darts.cool.ne.jp/an/htm/1112564104.htmlhttp://d.hatena.ne.jp/axgx/20050406#p1 参照

*15: http://d.hatena.ne.jp/axgx/20050428 も参照

*16:美少女ゲームは世界で認知されアートにまで昇華した表現だ!」と言っているジュベネイル・ガイドの長岡氏の説明は、ジュベネイル・ガイド自身が展開していた署名の主張内容とも異なります。美少女アダルトアニメ雑誌及び美少女アダルトアニメシュミレーションゲームの製造・販売を規制する法律の制定請求」 参照

*17:表現者が情報の受け手の目や評価を気にして表現に気を配るのは良い」と言いたいわけです。「受け手の評価」を表現者が自覚できるようななんらかのシステム(自由流通と自由市場はその最低限のシステム)が必要なのだと思います。