ベスラン学校占拠事件に関する共同声明

チェチェン総合情報さんの「ベスラン学校占拠事件に関する共同声明」にRe-anger主催として賛同しました。
ベスラン事件が、悲劇的結果に終ったきっかけとして「第3勢力による武力介入」*1がありましたが、第3勢力がいかなる者なのか、いまも憶測ばかりで確たる情報は出ていません。

チェチェン総合情報
http://chechennews.org/
ベスラン学校占拠事件に関する共同声明
http://chechennews.org/activity/ap20040918.htm

以下私たちは、紛争当事者および国際社会に、次の事柄を要求します。
1、ロシア政府・チェチェン独立派は、ともに今回の事件の真相を調査し、明らかにすること。
2、ロシア政府はチェチェンでの戦争と人権侵害を停止し、チェチェン独立派との和平交渉を行うこと。
3、チェチェン独立派は、無差別テロを実行する勢力と、絶縁すること。
4、国際機関および各国政府は、チェチェン戦争の平和的解決のために、積極的に関与すること。

過去ログ。

2004-09-09 ロシア学校占拠事件と情報操作(3)
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20040909
2004-09-08 ロシア学校占拠事件と情報操作(2)
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20040908
2004-09-07 ロシア学校占拠事件と情報操作(1)
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20040907

えーと…

http://d.hatena.ne.jp/dokusha/20040928#p2

ここで書かれている「善意の狂気」についてですが、仮に「第3勢力」が善意の持ち主だとすれば同感ですが、「第3勢力」が誰なのか現時点ではまだわからないので、現時点での判断は留保します。

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*1:チェチェンニュース Vol.04 No.31 2004.09.14 イングーシ共和国前大統領・ルスラン・アウシェフへのインタビュー http://chechennews.org/chn/0431.htm 「われわれは射撃を止めさせようと思った。で、電話をした。彼らはこう言った。「こっちは撃つのをやめた。撃っているのは、そっちだ」と。こちらも「一切撃つな、射撃止めろ」と命令を出した。ところが、馬鹿なことに軍でも犯行グループでもない、「第3勢力」がいたのだ。そんな連中が、一体なぜあそこにいたのか、それは今、調べているところだが、自動小銃などを手にした「自警団」の様な連中が、自分たちで人質を解放しようとした。そして彼らが学校に向かって撃ったのだ。ということで、公式な部隊は撃たなかったし、占拠者も撃たなかった。 」