女性セブンの すごい 記事

小学館
女性セブン
http://josei7.com/
女性セブン4月1日号
ロリコン殺人犯ゾッとする異常性愛部屋 散乱するマニア向けビデオ、雑誌の凄い中身。成績「NO.1」青年が押入に遺体を隠すまで」

↑中吊り(一部)

↑表紙(一部)

見出し、カレイドスターかと思った。(苦笑)
女性セブンのまぼろしの大技か。いや、小技か。(笑)
ロリコンだけ記事にするのは不平等なので、「児童買春ツアーに参加するショタコンOLのゾッとする異常性愛部屋 散乱するショタ向けビデオ、愛読書女性セブンの凄い中身。営業成績NO.1OLが夫のペニスを切断するまで」みたいなバカ記事もあったらさぞかし売りあげ部数が伸びるんだろうなぁと空想したりして。女性セブンや讀賣新聞が押入の中にあっても報道はしないだろうとは思いますが。
とまあ冗談はこれぐらいにして。
論点はいろいろあると思いますが、ロリコンを批判(に同調)している側は犯罪者には絶対にならないという根拠無き確信の補完効果を生む記事であったなぁというのが私の感想。
いつ自分自身も犯罪者や加害者になるかもしれないという不透明な社会状況の中で、不透明な社会状況に耐えられない脆弱な主体しか持たない人たちが、自分だけは高崎事件のような凶悪犯罪、加害者とは無関係であるという仮想現実を強化してくれそうな情報をミスリードすることで、自分と事件との無関係さを可視化し、脆弱な主体を補おうとしているのが女性セブンの記事であった、のではないかと。
自分が異物として排除されるかもしれないと言う恐怖を異物排除によって和らげようと必死になっているっていう構図って、いたるところで見かける「汚い」光景ですが、その汚さに無自覚な人たちが「自分は汚く弱い主体」であることに気づくためにはどうしたらよいのでしょうか?
排除されるのは誰だっていやですが、自分だけ排除されたくないというエゴイズムに基く行動が、結果的に排除の構造を補完・強化するという矛盾、悪循環。
その悪循環の連鎖の輪の弱い部分とは何?
解答はあえて書かず、問題提起のみ書いておきます。
女性セブンのミスリードしまくりに抗議したい方は、下記URLへ直行して書いてください。
間違っても「だから法規制が必要だ」などと言い出してはいけません。
法(強制)ではなく、言論で。
一番いいのは、高貴屋さんみたいにきちんと言論で、意見や疑問を書くことです。
言論には言論で。
なんでもかんでも法の強制力に依存するようじゃ民度が疑われます。

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高貴屋さんのダイアリー
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