福井県の青少年健全育成、意見募集結果と県の考え方

青少年って「愛護」される存在だったんだ…。

福井県県民生活部青少年・県民安全課
福井県警察本部生活安全部生活安全企画課
安全・安心なまちづくりの実現に向けた方策に関する県民パブリックコメントの意見募集の結果(平成16年2月7日)
http://info.pref.fukui.jp/seisyounen/anzen_pc/pc-kekka.html
2 意見件数(意見提出者数)   14件(11名)
提出された意見の概要および意見に対する現時点での県の考え方
http://info.pref.fukui.jp/seisyounen/anzen_pc/iken.pdf

(4)青少年の健全育成について
・健全な家庭環境が、青少年の健全育成につながる。
・猥褻な雑誌がコンビニや喫茶店に氾濫しており、性的犯罪を助長している。県の条例などによって、厳しく規制し、指導、取り締まるべきである。

【県の考え方】
犯罪を未然に防止するためには、何より犯罪者を生み出さない人づくりが重要であり、このことは青少年の健全育成とも密接に関連していると考えています。したがいまして、学校や家庭、地域社会全体の教育力を総合的に高めるため、県としましても青少年対策をさらに強化していきたいと考えています。
また、著しく性的感情を刺激するなど、青少年の健全な育成を阻害するおそれのある図書等については、「福井県少年愛護条例」に基づき有害図書として指定し、青少年への販売、閲覧を禁止しており、違反した者に対する罰則も設けているところです。さらに、コンビニや書店等に適宜、立入調査を実施し、必要に応じて指導等を行っています。今後とも、こうした青少年に有害な環境の浄化に努めていきたいと考えています。

「猥褻」は刑法のわいせつ罪を適用すればいいだけなので、県で新たな制度をつくる必要はないです。警察、司法の問題であって県の問題じゃない。
「性的犯罪を助長している」っていう意見は、まあ喩えるなら、魔女がペストの被害を拡大させているという中世の「信心深い群集心理」に似ています。善意だけど根拠が無い。

実際に安心できる状態になるかどうかではなくて、火あぶりにかけることができる魔女がいれば安心なだけなんですよ。恐いなぁ。善意や正義って。