北区

■北区(4)
◎公認 曽根肇 53 共現3 会派政調委員長
http://www.kitanet.ne.jp/~sone/
× 高木啓 40 自新 元区議
http://www.takagi-kei.com/
× 大松成 44 公新 都本部役員
http://www.ohmatsu-akira.com/
× 和田宗春 61 民現2 都都市委員長
http://www.kitanet.ne.jp/~wadamune/
× 原田大 28 民新 東京政策委員
http://www.haradadai.net/
× 戸枝大幸 27 無新 区議(あすか新生議員団・自民系分派)
http://www.toeda.jp/
 
コメント:共産の曽根候補は、現職として、また文教委員会委員として表現規制を含む条例改悪案に反対*1し、条例に反対する陳情に賛成した。曽根都議は、2002年9月に都議会文教委員会で「青少年健全育成基本法(仮称)の制定を求める意見書提出に関する請願」*2が審査された際、文教委員会委員として取扱い留保の討論を行い請願は保留となった。討論の過程で譲歩を匂わす発言も飛び出したが、結果的に青少年健全育成基本法制定請願を阻止した実績は高く買いたい。今回の選挙では自民と民主の二党が分裂している。ここは気を緩めることなく確実に曽根候補の当選を目指したい。
自民新人の高木候補は政治信条について「国家意識の希薄化に対し健全な国家意識、帰属意識を育てる必要がある」*3と書き「扶桑社作成の歴史教科書は、私自身は最も優れた教科書であると思っています」などと書くなど、国家主義イデオロギー色の強い態度を強く匂わす候補。治安対策として「犯罪を起こさせない教育の充実」を掲げ「少年といえども社会の構成員の一人であるという自覚を促す教育が必要」*4と説いている。もしイデオロギー重視の高木候補が当選すれば、青少年の環境は悪化し、石原都政表現規制強化路線が過激化する可能性は高いだろう。確実に落選させておきたい。
民主現職の和田候補は、文教委員会で、平成十二年度予算議案についての意見開陳として「青少年の健全育成の観点から、書店やコンビニエンスストアにおける成人向け雑誌の区分陳列等の指導を徹底する」*5と発言し、表現物に対する規制を明確に提案し、表現規制を含む健全育成条例改悪案にも賛成した。
民主新人の原田候補は、多くの同窓生が表現規制強化に走っている松下政経塾門下。公約には「相互自警組織「ガーディアンズ」などを創設・支援し、警察と地域住民の連携を強化する」などの治安政策を掲げている。公明新人の大松候補は、元公明新聞記者。無所属新人の戸枝候補は、反公明*6の自民離党組「あすか新生議員団」のメンバーで、小渕恵三元総理と小渕優子衆議院議員の元スタッフ・秘書。原田候補、大松候補、戸枝候補の三名の発言からは、表現流通規制や規制を拡大する「首都圏連合」に懐疑的な主張は確認できない。

2005年都議選推薦候補リスト(確定版)

*1: http://d.hatena.ne.jp/kitano/20040323/p1

*2:都議会が健全育成基本法制定請願を審議 http://zirr.hp.infoseek.co.jp/020108.html かなり大胆に請願提出者サイドに譲歩した発言だったが、請願採択をストップさせるためにした発言だとすれば、それだけ曽根都議には他党とのネゴシエーションの力があるという見方もできるかもしれない。

*3: http://www.rare.co.jp/takagi/contents/my-belife/my-belife002.html

*4: http://takagi.exblog.jp/2031287/

*5: 2000年3月23日 文教委員会 http://www.gikai.metro.tokyo.jp/gijiroku/bunkyo/d3030018.htm

*6:http://www.toeda.jp/asuka/asuka22.pdf http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=83340&pg=20040211