ゲーム脳問題:森氏「ゲームで自閉症になる」発言

kitano2005-02-28

 
ゲーム脳問題の関連ログ。
 

実証研究でゲーム脳説が完敗:コンピュータエンターテインメント協会
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20041021#p2
またかよ「ゲーム脳」説のおだてあげ
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20040621#p2

 
ゲーム脳の恐怖』の著者、森昭雄氏の発言については下記参照。
 

ゲーム脳講演会の顛末
http://members.jcom.home.ne.jp/take-yabu/tomogamebrain.html

絶対ヤバいとおもったのが、ゲーム脳自閉症になるといったことです。 最近、自閉症の発症率が100人に1人と増えているのは、ゲームのせいだというのです。先天的なものはかわらない、その残りがゲーム脳による後天的自閉症。これはやばいでしょ!自閉症は100%先天的脳障害です。まじやばい、森先生。
次にすごいの。1歳半からゲームをやってて、8歳の現在、ゲームやるたびに泡吹いて倒れるっていうのですが、これも「??????」泡吹いて倒れるっててんかんでしょ?てんかんてゲームのせいで脳に変異がおきるのでしょうか。ゲームのような光の刺激でてんかん発作を起こすのはわかる、でも、てんかんそのものの病変を起こすってのは変でないですか?

ダイアリー言及
http://d.hatena.ne.jp/http?//members.jcom.home.ne.jp/take-yabu/tomogamebrain.html
http://d.hatena.ne.jp/anhedonia/20050225http://d.hatena.ne.jp/fukubun/20050225http://d.hatena.ne.jp/hal-e/20050227http://d.hatena.ne.jp/hatsumoto/20050225http://d.hatena.ne.jp/hotsuma/20050227http://d.hatena.ne.jp/mkg50/20050225http://d.hatena.ne.jp/moleskin/20050224http://d.hatena.ne.jp/shindai/20050228

 
森氏学説に類似した片岡直樹教授のテレビゲーム原因説の記事*1について、患者サイドから対抗言論が公表されています。
 

■社団法人日本自閉症協会東京都支部
http://www.autism.jp/
テレビ視聴と自閉症
http://www.autism.jp/k-05-asahi.htm

当該記事にあるようなTVや親の育て方等々に自閉症等の原因を求める考え方は、「健常の側」の世間からなんとなく納得が得やすいため、支配的な見解とされてきた時期も確かにありました。しかし現在では試行錯誤の果てに、全く根拠のない誤解であったことが、研究者らの大いなる反省とともに、世界的に実証されています。
自閉症ADHD及びLD(以下、これらをまとめて「自閉」と言います。)はいずれも原因不明で先天的な脳疾患に起因しており、後天的にTVやビデオ、まして親の育て方によってそのような障害になるものではありません。その意味で、記事にある見解は、すでに否定されたものと言うしかないのです。
また、記事の意見を述べたとされる片岡教授は「新しいタイプの言葉遅れ」を新たな類型となさり、増加した自閉症の大部分を占めるがそれは治る可能性が高い、また、ADHD及びLDも「新しいタイプの言葉遅れ」の軽いものであると論じておられるとのことです。
しかし、そもそもこのようなカテゴリーがあるとのエビデンスは全く不明で、やはり当職らの常識からはかけ離れているのです。

ダイアリー言及
http://d.hatena.ne.jp/http?//www.autism.jp/k-05-asahi.htm
http://d.hatena.ne.jp/MiniMoni/20040505http://d.hatena.ne.jp/hotsuma/20041223http://d.hatena.ne.jp/kaerudayo/20040801http://d.hatena.ne.jp/miyamelancholic/20040505

 
森氏発言に対する日本自閉症協会東京都支部のコメント。
 

森氏発言:ゲームで自閉症になる
http://allabout.co.jp/game/gamenews/closeup/CU20050201A/index.htm

大学教授という職にある方が発言されると、その方のみの意見であっても、まるでその方面の専門家から認知されている説のように、世間に受け止められやすいですね。
不用意な発言が、どれほどの当該障害児・者とその家族を傷つけることになるかを、お考えになってほしいものだと思います。
(日本自閉症協会東京都支部 水田様)

ダイアリー言及
http://d.hatena.ne.jp/http?//allabout.co.jp/game/gamenews/closeup/CU20050201A/index.htm
http://d.hatena.ne.jp/Louis/20050227http://d.hatena.ne.jp/Messerarche/20050225http://d.hatena.ne.jp/Mirage/20050226http://d.hatena.ne.jp/Stingray/20050227http://d.hatena.ne.jp/anhedonia/20050225http://d.hatena.ne.jp/baddy/20050225http://d.hatena.ne.jp/dennouprion/20050228http://d.hatena.ne.jp/e-sheep/20050227http://d.hatena.ne.jp/fot7777/20050224http://d.hatena.ne.jp/fukubun/20050225http://d.hatena.ne.jp/fute/20050224http://d.hatena.ne.jp/garyo/20050228http://d.hatena.ne.jp/harupu/20050228http://d.hatena.ne.jp/hokuto-hei/20050227http://d.hatena.ne.jp/ishijimaeiwa/20050226http://d.hatena.ne.jp/pkwiv/20050227http://d.hatena.ne.jp/rainier/20050227http://d.hatena.ne.jp/rich850/20050227http://d.hatena.ne.jp/robocompo/20050226http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20050226http://d.hatena.ne.jp/senmei/20050227http://d.hatena.ne.jp/toronei/20050224http://d.hatena.ne.jp/workshop/20050226http://d.hatena.ne.jp/yms-zun/20050225
ゲーム脳」関連記事
http://allabout.co.jp/game/gamenews/closeup/CU20030430A/
ダイアリー言及
http://d.hatena.ne.jp/http?//allabout.co.jp/game/gamenews/closeup/CU20030430A/

何もかもゲームが悪いのだ理論?
http://slashdot.jp/articles/05/02/26/1219202.shtml?topic=42
一日二時間以上のゲームで人間らしさが無くなる?
http://slashdot.jp/article.pl?sid=02/07/08/176209
国民総脳破壊
http://slashdot.jp/article.pl?sid=02/09/04/1322240

 
ゲーム脳学説の学問的検証結果を再掲。
 

平成15年3月 財団法人イメージ情報科学研究所
「ゲームソフトが人間に与える影響に関する調査報告書」
http://research.cesa.or.jp/12.pdf

社会的不適応
テレビゲーム使用によって対人的スキルや人間関係が悪くなり、社会的不適応が生じるとはいえない
・・・・・
知的能力
教育用のテレビゲームを用いるなど、使用を工夫した場合には、子どもの知的能力が伸びることも十分に考えられる。
・・・・・
まとめ
悪影響論へのメディアや一般の反応は、研究の実状をやや逸脱した感がある。

 
以下、日本小児科学会の提言。
一部でゲームの悪影響を提言したとのミスリードがありますが、日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会の提言は、視力低下を懸念した観点からテレビやテレビゲームは時間を決めて楽しみましょう、地域に運動遊びを取り戻そうと言っているのであって、ゲーム脳学説を単純に肯定したものではありません。
 

■社団法人日本小児科学会
http://www.jpeds.or.jp/
提言:運動遊びで,子どものからだと心を育てよう(登録:03.01.30)
日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会
http://www.jpeds.or.jp/saisin.html

遠くを見て遊ぶ外遊びの減少により,80年代以降の視力低下の若年齢化や視力低下者の増加を招いている可能性*2が高い.
・・・・・
1)子どもたちに
家族や友だちと運動遊びを楽しみましょう.
運動遊びは,気持ちがいいし仲間と楽しく交流する機会となって,からだと心を育ててくれます.テレビやテレビゲームは時間を決めて楽しみましょう.

 
懸念される動向のひとつとして、社団法人日本小児科医会「子どもとメディア」対策委員会(会長・武居正郎武居小児科医院)の提言があります。
子どもとメディア」対策委員会の提言はコンテンツ内容の変更や禁止を具体的に求めるものではありませんが、根拠不明の悪影響論を前提としていることから注意が必要です。
 

■社団法人日本小児科医会
http://jpa.umin.jp/
「子どもとメディア」対策委員会
http://jpa.umin.jp/info_2.htm
「子どもとメディア」の問題に対する提言の全文*3
http://jpa.umin.jp/image/PDF/info/proposal01.pdf

影響の二つめはメディア*4の内容です。メディアで流される情報は成長期の子どもに直接的な影響をもたらします。幼児期からの暴力映像への長時間接触が、後年の暴力的行動や事件に関係していることは、すでに明らかにされている事実です。
───────────
(社)日本小児科医会
「子どもとメディア」対策委員会
委員長: 武居正郎(武居小児科医院)*5
副委員長: 田澤雄作(みやぎ県南中核病院)
委員:
家島厚(茨城県立こども福祉医療センター)
内海裕美(吉村小児科医院)
神山潤(前:東京医科歯科大学
現:東京北社会保険病院開院準備室)
佐藤和夫(国立病院九州医療センター
田中英高(大阪医科大学
山本あつ子(三井記念病院
顧問: 清川輝基(NPO 子どもとメディア、NHK 放送文化研究所)*6
(社)日本小児科医会理事: 豊原清臣
(社)日本小児科医会副会長: 保科清

 
「子どもとメディア」対策委員会の「提言」で強力効果学説を「すでに明らかにされている事実です」とあっさり書いているのですが、そんな実証研究は知りません。
「子どもとメディア」対策委員会の会議録や会議資料は情報公開されておらず、どこで誰がどんな研究を「明らか」にしたのかわかりませんので、検証できません。
 
一方、日本小児神経学会は、2004年7月16日、日本小児科医会(2004.1.26)と日本小児科学会(2004.4.5)の提言をふまえたの「提言:「子どもに及ばすメディアの影響」について」を公表し、言葉の遅れや自閉症のメディア悪影響論を「十分な科学的根拠はない」と批判しています。
 

■日本小児神経学会
http://homepage3.nifty.com/jscn/jscnhome.html
提言:「子どもに及ばすメディアの影響」について
http://homepage3.nifty.com/jscn/nmda.html

2.言葉の遅れや自閉症があたかもすべてメディアのせいのようにとらえている論評があるが、いまのところ十分な科学的根拠はない。

 
文部科学省(旧文部省)は、ゲームの影響力に関し、国民の税金で学問的調査研究を実施し、ゲーム脳学説の存在を紹介していましたが、ゲーム脳学説が正しいとの判断は示されませんでした。
研究会の「報告書」は、ゲーム脳学説を「研究不十分」「仮説的段階である」と結論づけています。
 

文部科学省
「子どもとテレビゲーム」に関するNPO等についての調査研究
米国を中心に−報告書−報告書−第1章:子どもとテレビゲームの現状−第2節:テレビゲームが子どもに与える影響
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/ikusei/04033001/003.htm

最近では、知的能力に関連する話題として、「ゲーム脳」問題が注目されている。これは、テレビゲームで遊んでいると、大脳の前頭前野の活動が低下し、その状況が続くと前頭前野が活動しない人間になってしまうという問題である。前頭前野は、人間の創造性や社会性を支えるような高度な情報処理を行う部位であり、ゲーム脳とは、テレビゲームによってそうした前頭前野が活動しなくなった脳のことである。ゲーム脳問題については、まだ研究が不十分であり、現在のところ仮説的な段階にあると捉えられる。今後の研究が重要であり、とくに、現在、観察されている前頭前野の活動低下は本当に知的能力の低下に対応するのか、また、テレビゲーム使用のときに前頭前野の活動が低下するとしても、それが本当に子どもの発達に影響するのかなどが検討される必要がある。

 
文部科学省(科学技術庁)は、平成12年度〜平成16年度に特定領域研究への補助事業を実施し、そのなかで丹治順(東北大学)の前頭前野の機能の研究に事業を出して評価を実施していますが、これは基礎的科学研究であってゲーム脳の研究ではありません。
ゲーム脳ではなく基礎科学研究のひとつとして文部科学省(旧科学技術庁)が脳科学の研究を進めているというのは事実です。
政府筋の研究ですらまだ基礎研究段階ですから、逆にいえば、今の段階で「ゲームは脳に悪影響を及ぼす」と主張するのは、基礎研究に基かない結論先にありきの研究である可能性があると思われます。
 

科学研究費補助金審査部会における中間・事後評価について [特定領域研究の中間評価結果−29]
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/16/12/04120103/004/029.htm
科学研究費補助金における今後の脳研究の推進方策について−脳機能の統合的理解を目指す−
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/siryo/03101601/010.htm
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/siryo/03101601/010/005.htm

 
基礎科学研究自体は必要なことですし、ちゃんと研究すれば「ゲーム脳」学説は否定される可能性はあるでしょう。
文部科学省は2003年に「ゲーム脳」解明のため1000人の子供を10年間の追跡調査を実施*7しているようですので、2013年にゲーム脳悪影響論の検証結果が出ていると思われます。再来年あたりに中間調査報告が出るかもしれません。
科学技術振興機構でもゲーム脳に関連する脳科学研究に助成が行われています。*8
 

独立行政法人科学技術振興機構
http://www.jst.go.jp/
社会技術研究システムによるミッション研究
「日本における子供の認知・行動発達に影響を与える要因の解明」における短期研究の実施について
http://www.jst.go.jp/pr/info/info119/
社会技術研究 ミッション・プログラムIII:
「日本における子供の認知・行動発達に影響を与える要因の解明」について
http://www.jst.go.jp/pr/info/info119/besshi.html
社会技術研究システムにおける新規研究
「心身や言葉の健やかな発達と脳の成長」の研究開始について
http://www.jst.go.jp/pr/info/info85/
独立行政法人 科学技術振興機構 社会技術研究システムにおける
新規研究「心身や言葉の健やかな発達と脳の成長」について
http://www.jst.go.jp/pr/info/info85/besshi1.html
新規研究「心身や言葉の健やかな発達と脳の成長」
ミッション・プログラムIII:
「日本における子供の認知・行動発達に影響を与える要因の解明」研究計画について
http://www.jst.go.jp/pr/info/info85/besshi2.html

 
内閣府青少年対策本部(旧総務庁)が1999年に発表した「青少年とテレビ・ゲーム等に係る暴力性に関する調査研究報告書」して、ゲームと暴力に関する調査結果を公表していますが、これは“相関関係”についての研究で“因果関係”が実証されているとは言えません。相関関係であるということは、

過去30日「ゲーム脳」のアクセスランク

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ゲーム脳」を含むエントリー
http://b.hatena.ne.jp/keyword/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E8%84%B3
CESA」を含むエントリー
http://b.hatena.ne.jp/keyword/CESA

 
みなさん、やはり注目しているようですね。
 

ゲームの悪影響論について語るスレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/648/1071983245/


テレビ朝日報道ステーション 脳がアブナイ
森教授の脳研究の解説を放送した報道ステーション(2004年12月6日)
http://blogs.yahoo.co.jp/kitano_b/110933.html
さざなみ壊変12月7日(火) 報道ステーションゲーム脳きたー
http://www.kitanaka.net/~a54/sazanami/200412.htm
IGDA掲示
http://www.igda.jp/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=63&forum=2&start=30

ミウリウィークリー
茂木健一郎 「脳の中の人生」第31回
テレビゲームは本当に脳に悪いのか
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2004/11/post_49.html
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2005/03/post_2.html
http://info.yomiuri.co.jp/mag/yw/archive/04_12_12yw_moku.htm
脳と仮想
脳と仮想
http://d.hatena.ne.jp/asin/4104702013

ゲーム脳』を責めないで
上海アリス幻樂団の「東方永夜抄*9のタイトル画がナイス
http://plaza.rakuten.co.jp/gamebrain/
社団法人コンピュータエンターテインメント協会より頂いた「ゲーム脳」についての見解
http://plaza.rakuten.co.jp/gamebrain/5000

各研究者の方々の話では脳科学の研究ははじまったばかりであり、この先長期にわたる時間をかけて解明していかない限り本議論については結論が出てこないとのことなのです。
従って単なる「無影響説」を唱えても、意味の無い水掛け論となってしまうのです。
ご指摘のように、外部からゲーム業界をご覧頂いている方にとっては「一方的に言われるがまま黙認して何もしていない」と思われる方が多いと思いますが、実態は大きく異なります。
CESAに対して、本件についてマスメディアの方から反論を求めるインタビューを受けたことも多かったのですが、その都度上記説明を詳しくさせて頂くと、現状をご理解されてか、当初の「ゲーム脳の件で困らせてやる」的な思惑がずれ、企画自体がトーンダウンしてしまうケースが多いようです。
そのためこうした中立意見を展開しようとするメディアでは状況を正しく把握しあまり大袈裟に取り上げられず、一部のゲームに対して悲観的なメディアで(業界側の見解を取材せず)一方的に報道してしまう結果、全体としてバッシングの強い印象を受けているものと思われます。

シリアスゲームジャパン
http://anotherway.jp/seriousgamesjapan/
ゲームが教育の場で受けない10の理由
http://anotherway.jp/seriousgamesjapan/archives/000483.html
シリアスゲーム基礎文献・リソース集
http://anotherway.jp/seriousgamesjapan/archives/000475.html

 
学問の自由や表現の自由といった基本的人権を持ち出さずとも、みんなから陳腐と思われている学説を主張するのは自由ですし、その学説を信じたい人は勝手に信じれば良いです。(人類という種は神が作った、太陽は地球の周りを公転している、日韓併合は世界平和で国際貢献だ、などなど) ですから、そうした言論や研究を法的手段に訴えて排除していくことがあってはなりません。
問題は、そうしたおかしな学説を公権力が採用し、あるいは正しい学説を公権力が排除し、おかしな学説に基く政策を法の強制力で全員に強制することです。
大事なことは、おかしな言論を排除するのではなく、妥当と認められる正しい学説なりを私たちがちゃんと評価して認め、おかしな言論にはおかしいぞと声をあげるということです。
たとえば、社団法人日本自閉症協会東京都支部やAllabout Newsのゲーム脳記事のような対抗言論をちゃんと評価して紹介していったり、シリアスゲームジャパンでも紹介しているように、ゲームを肯定的に使っていく(軍事利用*10はマズイですが)ことが大事ですね。

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森教授の著作の評価投票が実施されています。
すでに評価したAmazon会員、はてな会員のみなさん、“1”評価ご苦労さまでした。(はてな評価の参加者が少ないですね。会員の皆さん、よろしければご参加を。)
 

ゲーム脳の恐怖
http://d.hatena.ne.jp/asin/4140880368

Amazon評価: 1.59 (66)
はてな評価: 1.0 (1)

ITに殺される子どもたち 蔓延するゲーム脳
メール脳学説の紹介
http://d.hatena.ne.jp/asin/4062124750

Amazon 評価: 2.2 (5)
はてな評価: 1.0 (2)

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誰かゲーム脳をゲームにしてくれないかなぁ。と思っていたら、こんなのがありました。
 

はてなダイアリークラブ:ゲーム脳の恐怖

 
モノゴトがわかっている人だけが楽しめるオトナの娯楽ですので、これを読んでゲーム脳学説がみんなから支持されているなどと思わないように。いないと思いますが。
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*1:テレビがつくる言葉遅れ http://www.be.asahi.com/20030503/W25/0014.html

*2: 日本学校保健会.平成13年度版,学校保健の動向,2001.

*3:「子どもとメディア」の問題に対する提言の全文 テキスト http://apa.umin.jp/media2004.html

*4:「子どもとメディア」対策委員会の定義では、テレビ、ビデオ、テレビゲーム、携帯用ゲーム、インターネット、携帯電話などを意味しているとのこと。

*5:武居正郎氏はいわゆる“しつけ本”を著しています。武居正郎・今泉岳雄著 パパにもわかる子育ての本―父親のための実践子育て手帖 http://d.hatena.ne.jp/asin/4408591351

*6:清川輝基 (著) 人間になれない子どもたち―現代子育ての落し穴 http://d.hatena.ne.jp/asin/4870998653

*7:ゲーム脳」解明へ1000人調査 子供を10年間追跡/文科省 - 読売新聞 2003年7月参照

*8:科学技術振興機構ゲーム脳」研究も計画 - 毎日新聞2004年8月 も参照

*9:同人ソフト「東方永夜抄http://www16.big.or.jp/~zun/html/th08top.html このゲーム、私はわりと好きです。

*10:さあ君もゲームよりもすごい殺人を楽しんでみないか? http://d.hatena.ne.jp/kitano/20040728#p2 参照