アジアINコミック2005

 
国際交流基金が今年も漫画のイベントを開催します。
 

国際交流基金
アジアINコミック2005 躍進する中国、韓国、日本のオンライン漫画の現状と将来
http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/comic/comic05.html

会期:2005年2月19日(土)〜20日 14:00〜17:00 会場:国際交流基金フォーラム
チラシ
http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/comic/img/2005.pdf
2.内容
(1) 第1日 セッション1
2005年2月19日(土) 14:00〜17:00
「オンライン漫画の配信事業事情」
(2) 第2日 セッション2
2005年2月20日(日) 14:00〜17:00
「オンライン漫画の創作」
場: 国際交流基金フォーラム(赤坂) 東京都港区赤坂2-17-22 赤坂ツインタワー1F
観覧料: 入場無料
主催: 独立行政法人国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
申込み・問い合せ: 国際交流基金 文化事業部 市民青少年交流課
Tel:03-5562-3532 / Fax::03-5562-3505 / 電子メール
comic@jpf.go.jp

 
日本にはジャンプシステムというものがあって、雑誌は価格を安くしてとにかくたくさん読者を集めて単行本で儲けるっていう商売が成立していますが、市場規模が小さい国ではネットで1話ずつ公開配信して読者を集めて単行本を売ることで市場を拡大しているようです。
ネットで配信するのですから、配信サイトを毎回チェックすれば無料で漫画を楽しめますが、それでも商売として成立するのはやはりそれだけ魅力的なコンテンツが増えてきたということが背景にありそうです。
本当に良いコンテンツは、オンラインでコピーされてもパッケージは売れ、商売として成立する。逆に言えば、コピーに対して著作権の厳格な適用などによって排他的に商売すれば、コンテンツの魅力がそれほど無くても安定した利益を確保できる。
面白くして利益をあげるのではなく、そこそこの面白さで安定した利益を出す構造を作ってしまうことが常態化するとどうなるのか。
一長一短なんだと思いますが、国際競争力という点ではどうなのか。もしかしたら日本の漫画が中韓漫画に圧される日がくるかもしれない。
というような危機感のようなものが日本の業界にあるのかどうかはわかりませんが、国際交流基金のイベントでそういうことを考えることができれば面白いなと思いました。

───────────