ウヨク工作活動:民主党アンケートに大量組織票

首相の靖国神社参拝を支持するウヨク工作員民主党のアンケートシステムに不正に参加し、大量組織票が投入され、情報操作が行われた事実が発覚しました。
2005年8月18日の民主党の発表によると、民主党が実施した「靖国神社参拝問題」についての政策アンケートで、回答した7,958名のうち3,877名が新規登録者で、月間平均新規登録者数の211名を大きく越えていたと報告されています。新規登録による大量組織票が投入され不正工作が実施された結果、「政権交替後に首相は公式参拝しない」ことへの設問に「評価しない」と答えた人が7,958名のうち4,317票に上昇しています。
この民主党アンケートの結果は、民主党の政党活動に工作が行われた事実を示す一例であろうと思われます。
なお、民主党は今回のウヨクの情報操作を受け、アンケート方法を見直し、モニターの再登録を求めることを予告しています。
 

民主党
From: 世党@net事務局
Date: Thu, 18 Aug 2005 09:28:16 -0700
民主党ネットモニター調査】第 26 回アンケートの結果について

【01】: 第26回『世党@net』アンケートの結果について(7/20〜25) 第26回『世党@net』モニターアンケート調査にご協力いただき、 どうもありがとうございました。
今回の調査(7/20〜7/25)では、靖国神社参拝問題等についてお伺いし、 7,958名のモニターがご協力してくださいました。
回答者のうち、3,877名がアンケート実施期間中に新規に登録された方です。
今年に入ってからの月間平均新規登録者数の211名を大きく越えました。

《アンケート結果画面はこちら》
http://research-dpj.com/count/count_sheet026.html
引き続きどうぞご協力をお願いいたします。

【02】:世党@netリニューアルに関するお願い
先日、第25回アンケートのお願いの際にお知らせしたとおり、「世党@net」調査において皆さまのご意見を今まで以上に有効活用するためにシステムリニューアルを予定しております。
それに伴い、モニターの皆さまに次週、再登録をお願いすることになります。 どうぞご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 
インチキウヨクによる情報工作の前と後のアンケート結果を比較する、とこうなります。
 

Q1. 時の首相が靖国神社を参拝することについてあなたはどう思いますか?
賛成である 1267 票 (工作後 5144 票)
反対である 2438 票
わからない 376 票
Q3. 民主党岡田代表政権交代後、首相になった場合、自分の意思で靖国神社に参拝しないとしています。あなたはどう評価しますか?
大いに評価する 1769 票
多少評価する 888 票
あまり評価しない 769 票
全く評価しない 440 票 (工作後 4317票)
わからない 215 票
Q4. 首相の靖国神社への参拝問題で日本の国益に叶うのは、参拝の継続か中止どちらだと思いますか?
参拝継続 1098 票 (工作後 4975票)
参拝中止 2436 票
わからない 547 票

 
アンケートという本来の目的を阻害する情報操作への対策として、民主党の対応は当然の措置でしょう。
もとより、工作活動の結果の世論調査結果は、「世論調査」として意味が無く、アンケートへの工作活動自体が、日本世論調査協会の倫理綱領を示すまでもなく、「世論調査」の科学的な価値を貶める不埒な行動と言えましょう。
総理の靖国神社参拝を支持する人のすべてが、こうした愚劣な工作活動を支持しているとは限りませんが、少なくとも工作活動を行うような愚劣な人が「首相は公式参拝すべきである」と主張している人の中にいたとの事実は、今回の件で証明されたと思われます。
 
判断は情報に依存する。
ゆえに情報源の不正は不公正な判断を導く。
 
総理が靖国神社に参拝することがなぜ問題なのかは、自由民主党副幹事長の河野太郎衆議院議員がいいことを言っていますので、そちらを参照してください。
 

歴史認識と外交:総理の靖国神社参拝問題
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20041209

河野太郎の国会日記*2
ごまめの歯ぎしり メールマガジン版 04年十二月一日号
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200411301540000000006653000

 
いんちきウヨクは河野太郎氏のこの文に反発しているようですが、右翼団体の人の中には、首相の靖国参拝はやめるべきだとの意見があります。
理由は大別して二つ。ひとつは、愛すべき日本は隣国に配慮できないような狭量な国ではなく、狭量で排他的なバカ共が政権を牛耳ったから大日本帝国は敗北したのであってそのような過ちを繰り返すべきではないという理由がひとつ。もうひとつは、天皇陛下靖国参拝をやめているのに家臣である首相が参拝するのは陛下の御心に反する不忠であるから、との理由。
 
関連リンク。
 

民主党
http://www.dpj.or.jp/
世党@net
http://research-dpj.com/

■(財)日本世論調査協会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/japor/
倫理綱領
http://wwwsoc.nii.ac.jp/japor/code/code.htm
実践綱領
http://wwwsoc.nii.ac.jp/japor/code/code_p.htm

 
政府情報。
 

首相官邸
靖国神社参拝に関する所感 平成14年4月21日
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/04/21shokan.html
追悼・平和祈念のための記念碑等施設の在り方を考える懇談会
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tuitou/index.html
開催状況
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tuitou/kaisai-dex.html
資料2 新たな国の追悼・平和祈念施設についての主要な意見要旨
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tuitou/dai7/7siryou2.pdf

以下は、新聞、雑誌、その他により既に公表されている主要な意見要旨について事
務局において整理したものである。
(略)
<必要とするもの>
先の大戦で戦火に倒れた軍人・軍属と民間人との間に差異はなく、むしろ非戦闘員である民間人の方が哀れであり、民間人80万人を含む310万人を先の大戦の犠牲者として祀る施設が必要である。
○ 我が国がこれまでに係わった戦争において多数の尊い戦没者が出ており、これを遺憾とし、国民を代表する立場にある者が、公式に、これらの戦没者に追悼の意を表し、併せて、二度と同じ惨禍を繰り返さないため非戦平和を誓うことのできる象徴的な場としての国家施設を持つことが必要である。
○ 日本は、戦後、国のために命を失った者を記念し、追悼する公の場を国民多数に支持される形で持つことができなかったが、過去を克服するため、そのような者を追悼し、その事績を想起し、記憶し、感謝の気持ちを表し、より平和な世界を築く意思を新たにする公の場を作ることが必要である。
無宗教で、戦没者記念碑を備えた国立墓苑を創設することは、国のために命を捧げた戦没者の追悼・供養を堂々と行うとともに、不戦平和を誓う環境を整えるために適当であり、これによってはじめて、憲法に抵触せず、国民各層及び海外からの参加も広く期待できる戦没者追悼が実現できる。
○ 日本人が過去の戦争の歴史やこれに対する思い、日本の将来について世界に表明するため、先の大戦による犠牲の甚大さ等を日本人が認識し深く反省していることを内外に表明できるような施設をつくるべきである。
○ 国による追悼とは、日本の歴史を振り返り、その過程で犠牲になった人々に感謝することであり、平和で民主的な日本を更に発展させる決意を新たにできるようにするため、誰もが訪問できる無宗教の施設が必要である。
○ 毎年8月15日に開かれる武道館での式典も尊いが、一日一時刻に限られたものであるため、国民が誰でも何時でも追悼・参拝できる常設の追悼施設を国がつくることの意義は極めて大きい。
○ 米兵を含む沖縄戦の全犠牲者を追悼する施設である沖縄の「平和の礎」に未来への力強いメッセージが感じられるのと同様、戦争の加害者側、被害者側ともに戦争体験を普遍的なものに結実できるような施設をつくるのであれば、積極的に進めるべきである。
○ いかなる特定の宗教とも関係なく、ただ国と社会と同胞のために命を捨てた人々を記録し、その人々に感謝する催しをそれぞれの宗教団体が行えるような新たな記念廟のような施設をつくるのが適当である。
○ 敵味方、宗教宗派を超えた施設をつくるべきである。
戊辰戦争西南戦争のいわゆる賊軍も含めて、外国の戦没者も、戦後の自衛隊の殉職者も祀り、天皇も外国の元首も公式に参拝できるようにすべきである。
戦没者のみならず、国連のPKO に参加して犠牲になった者、殉職した警察官・消防士なども併せて追悼できるような施設をつくるべきである。
○ マスコミの世論調査の中には、無宗教の国立追悼施設について、賛成48.8% 、反対24.8%との回答が出ている上、同じ世論調査の中で、総理の8月15日の靖国神社参拝について、賛成49.8%、反対37.2% との回答も出ている。
靖国神社に祀られている戦没者は、軍人・軍属が中心であり、原爆の犠牲者や空襲による死者はその対象になっていないので、靖国神社戦没者追悼の中心的施設とはいえず、国民全体が心から追悼できる施設を新たに考えるべきである。
神道が宗教であり、靖国神社が宗教法人である限り、そこで慰霊の国家行事を行うことについて国民的合意を得ることは難しい。
靖国神社は戦意高揚のために戦死者を称える勇ましい場だが、家族を思いつつ軍閥の犠牲で死地に向かい哀れに果てた人達を悼む場ではあり得ず、そこを訪れる人が「もう絶対に戦争はすまい」と心に刻むことのできるような国立墓地をつくることが戦没者の霊を安んじることになり、後世に残すべき追悼施設といえる。
○ 新施設は靖国神社を否定するものではない。肉親や友人が祀られている多くの人たちにとって、靖国神社は大切な存在であり、そこに参拝するのは自然な気持ちであろうが、国を代表する立場の者による靖国神社の参拝は、その種々の問題を考えるとふさわしいとはいえず、新しい施設をつくり、単に祈りや追悼の場にとどめず、内に向けては世代を超えて国家や社会の在り方を考える場に、外に向けては世界各国との信頼・友好関係を深める場に積極的に活用すればよい。
○ 宗教色をなくし、A級戦犯を除外する施設をつくることによって靖国神社の抱える最大の問題点は除去される。

報告書 平成14年12月24日
追悼・平和祈念のための記念碑等施設の在り方を考える懇談会
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tuitou/kettei/021224houkoku.html

先の大戦による悲惨な体験を経て今日に至った日本として、積極的に平和を求めるために行わなければならないことは、まずもって、過去の歴史から学んだ教訓を礎として、これらすべての死没者を追悼し、戦争の惨禍に深く思いを致し、不戦の誓いを新たにした上で平和を祈念することである。
これゆえ、追悼と平和祈念を両者不可分一体のものと考え、そのための象徴的施設を国家として正式につくる意味があるのである。

 
歴史修正主義の動きに関して、ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版でいい記事がありましたのでリンク。冷戦崩壊後の歴史評価の反動として歴史修正主義が起っているという時代的状況があるという指摘に注目です。
 

ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版
http://www.diplo.jp/
2005年8月号
自らの戦争犯罪に直面する日本 林博史関東学院大学教授
http://www.diplo.jp/articles05/0508-4.html

(略)
戦後、占領国となったアメリカは、日本を忠実な同盟国にするために軍は切り捨てたが、天皇を含めた多くの指導者や官僚を温存した。冷戦状況のなかで、日本はアメリカの庇護の下に自らの戦争責任と向き合うことなく、戦後復興を進めることができた。日本によって最もひどい被害を受けた中国とは1972年まで敵対関係にあった。
日本人が半世紀前に自らの名の下にいかに大きな被害をアジア諸国に与えたのかを自覚し始めるようになるのは、冷戦が終わった1990年代になってからだった。生き残った被害者、特にアジア各国の「慰安婦」が声を上げることができるようになり、戦争犯罪研究もようやく進むようになった。こうした犯罪のいくつかが少しずつ人々に知られるようになり始めた。
この数年、「歴史修正主義者」がかまびすしくなったのは、こうした変化に対抗しようとしてのことである。争点は歴史だけではない。戦争放棄を約した憲法を変える条件を作り出そうとしているのである。これらのイデオローグは日本がおこなった戦争と日本軍の名誉を回復すべく、南京虐殺はなかった、他所で日本軍が犯したとされる残虐行為は作り話にすぎないと主張する。それに、テレビが日本軍の残虐行為を扱うことはほとんどないし、新聞雑誌でも歴史修正主義派が優位にある。さらに悪いことに、かれらは歴史修正主義的な新しい中学歴史教科書の執筆を鼓舞し、中国や韓国世論の激しい反発を呼び起こしている。
日本が1930年代と1940年代の戦争犯罪の事実を認め、その責任を取り、犠牲者が受けた被害に対して可能な限り償いを実行することは、いまだに課題として残されている。

 
歴史事実を認めたく無いなら、はじめから中国と国交を回復しなければよかったし、その決断が誤りなら国交を断絶すれば良いですが、こんなことを望む国民はいるはずもありません。歴史修正主義者は世界の負け組み。だからAPやロイターなどの世界の報道機関は、日本で戦犯を奉る靖国神社に参拝しろと求めるデモが起ると「戦犯を奉る神社に首相が参拝することを求めている狂った連中がここにいます」という文脈で写真つきで報道しているわけです。
 
その報道写真がコレです。
 

2005年7月17日のチャンネル桜草莽会(レイシスト)による8月15日首相靖国参拝要求デモと靖国参拝関連の報道の写真。(すべて海外の新聞で実際に報道された写真です)
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小泉内閣総理大臣は8月15日靖国神社に公約通り参拝せよ」のプラカードを掲げてデモをするチャンネル桜の連中。
しかし小泉首相は「公約」を果たさなかった。
身内からも相手にされていないチャンネル桜

 

靖国神社で万歳をするチャンネル桜の連中。
わけのわからない爺さんばっかり。

 

市民から不審人物を見るような目で
見られているチャンネル桜のデモ行進
おじさんたち浮き上がってます。

 

小泉内閣総理大臣の靖国神社参拝は国民との約束」
小泉首相は8月15日に靖国神社参拝を実行せよ!」の文字。
小泉首相からは相手にされなかった桜チャンネラー。

 

チャンネル桜のデモ行進。
爺さんばっかり。
こんな人たちに共感している人って何者?

 

チャンネル桜のデモ行進。
やっぱり爺さんばっかり。

 

チャンネル桜のデモ行進。
チャンネル桜草莽会の旗が見える。


上記写真を拡大し鏡反転させた証拠画像。
チャンネル桜草莽会」の文字を確認できる。

 

2005年8月15日に靖国参拝した安倍晋三
外交を危うくする売国議員に政治はまかせられない。
ちなみに郵政法案の造反議員たちを公認した幹事長は安倍氏である。

 

2005年8月15日の全国戦没者追悼式
「総理は靖国に参拝しろ」との不埒な老人の罵声が会場に響いた時、
小泉総理は「なんだてめぇ」という顔をして老人をねめつけた。
結局、小泉総理は靖国神社に参拝しなかった。
あたりまえといえばあたりまえではある。

 
チャンネル桜の連中は20-30代の人たちだと勘違いしている人がいますけれど、ごらんの通り、参加しているのはジジイ(石原慎太郎口調)ばっかりです。これがリアルのチャンネル桜の正体。こういう連中に共感している人たちの顔をみてみたいものです。
 

チャンネル桜草莽会(チャンネル櫻草莽會:河内屋蒼湖堂会長)
※リンクはダミーです。見たい人は直接入力にて。
http://www.soumoukai.net/sougou-menu.htm
首相八月十五日靖國參拜を促すデモ 第二彈!七月十七日決行!!
※リンクはダミーです。見たい人は直接入力にて。
http://www.ch-sakura.jp/bbs_thread.php?GENRE=sougou&ID=178592&P=0

 
オマケリンク。捏造つながりで。
 

■安倍捏三&"西新宿の父"の
捏三の日本史
http://www.geocities.jp/abe_netsuzo21/

 
絵に味があってよろしい。ヽ(´ー`)ノ